宇佐美と初対決!C大阪・香川は静かに闘志「サポーターにとってここでの1勝の意味は大きい」
2023年05月03日 06:00
サッカー
「ただの一試合ではあるけど、ファン、サポーターにとってここでの1勝の意味は大きく、結果論としてついてくると思うので、そこはこだわりたい」
何よりも注目を集めるのは、G大阪FW宇佐美とのダービー初対決だ。個人的な思いこそ口にすることはないが、ともにドイツで腕を磨き、18年ロシアW杯では日の丸を背負って共闘した。クラブの顔として、負けるわけにはいかない。チームは現在、勝ち点14で4勝2分け4敗と五分の成績。昨季はダービー初戦に勝った後、直後のリーグ戦10試合でわずか1敗と勢いに乗ったように、天下分け目の決戦での勝敗は、シーズンの行方を左右する。
頭は冷静に、心は熱く――。0―1で敗れた4月29日の広島戦(ヨドコウ)後には「連敗は許されない。アウェーのスタジアムで厳しい戦いになると思いますけど、短い時間でいい準備をして、頭の中を整理して、切り替えてやっていきたい」と必勝を期した背番号8。超満員の観衆の視線をくぎ付けにして、勝利だけを追い求める。(北野 将市)
◇香川 真司(かがわ・しんじ)1989年(平元)3月17日生まれ、兵庫県出身の34歳。FCみやぎバルセロナから06年にC大阪入り。10年7月にドルトムント移籍。12年6月にマンチェスターUに移籍し、14年夏にドルトムントに復帰。19年1月トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍し、同年8月にスペイン2部サラゴサに完全移籍。21年1月にPAOK、22年1月にシントトロイデンに加入。今季から12年半ぶりにC大阪へ復帰し、10試合1得点。国際Aマッチ97試合31得点。1メートル75、68キロ。利き足は右。
【大阪ダービー アラカルト】
☆初対戦 1995年5月3日(長居第2)に行われ、C大阪がパナマ代表FWバルデスの得点で1―0勝利。
☆通算成績 G大阪から見て27勝12分け20敗。直近10試合はC大阪が6勝3分け1敗でリード。22年はC大阪が1999年以来23年ぶりとなるシーズンダブルを達成。
☆打ち合い!? 過去59回の大阪ダービーでスコアレスドローに終わったのは22年4月23日のルヴァン杯1次リーグの1回のみ。
☆隠れG大阪キラー C大阪MF奥埜はJ2長崎や仙台時代を含めると通算6得点。C大阪移籍後は3得点している。G大阪MF倉田は両クラブで大阪ダービーゴールを記録した唯一の日本人選手。通算3得点。
☆最多観客 4万2723人。2014年4月12日、ヤンマースタジアム開催にて。ウルグアイ代表FWフォルランとMF阿部(現湘南)がそれぞれ2得点を挙げドロー。
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