スター高校生だった元帝京のエース しくじったJリーグ生活…朝まで遊びまわり「やっぱ狂ったよね」
2024年05月08日 07:30
サッカー
「夢がJリーガーだった」という木島氏は、横浜に入団したことで「マリノスにいれば、日本代表になれると思っていた」と勘違い。「そこでちょっと目標を失った」と反省した。そのため「楽しい方に」と生活が引きずられてしまった。
今まで遊んだことがなかっただけに「お金ももらって、車もあって、やっぱ狂ったよね。お前も知っているけど」と那須氏に向かって苦笑い。先輩に可愛がられたことも原因で生活は乱れたが、「俺は酒を飲まないから、何とかやっていけると、なぜか思っていた」と、当時は間違いに気が付かなかったという。
睡眠時間もこだわりがなく、寝ていなくてもプレーできた。「逆にそっちの方が集中していた時があって」。ある時、試合のメンバー外だったため、朝の6時まで遊んでいたが、急きょメンバー入りすることになり、「2時間しか寝てないけど、試合に途中から出て、キレッキレだった。もしかしたら寝ない方がいいのかなって。そういうのもいけなかった。おかしかった」と振り返った。
横浜では01年に20試合に出場するなど、プレー機会はあったものの、さらなる飛躍を求めて02年途中に大分に期限付き移籍。「自分から言っちゃったんだよ、しかも。調子に乗っていたよね」と、横浜から残留要請を受けながらも移籍希望を公言したことを後悔。「前の年に出続けていたんだけど、調子に乗って出られなくなって、そこから出場機会を求めて、“もう出してよ”と上に言いに行った」と直談判した当時を明かし、「もう、あるあるだよね。これこそ、しくじり先生」と笑うしかなかった。
そんな紆余曲折を経たにもかかわらず、23年間も現役でプレー。自分を律して生活していれば、違った未来があったかもしれない。
『当時の自分にアドバイスをするなら』とふられた木島氏は「夢を大きく、目標を高く」と口にして、「そこに向かって行ってほしい。Jリーガーで終わっちゃったけど、世界を目指してほしい。そのために何をしなければいけないのか、を今は子供たちには言っている。しくじった経験をみんなに伝えている」と語った。現在は、子供を指導するチャンスにも恵まれ、子供たちには「諦めないやつが強い」とエールを送っていた。
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