梅山修氏 J1新潟、注意すべき時間帯に痛すぎる失点
2023年05月30日 04:30
サッカー
最初の失点は、相手陣内から新潟DFの背後のスペースを目がけてアバウトに蹴ったボールの処理を誤った。基本はボールが弾む前に処理すべきだが、弾ませたため、相手に圧をかけられて失った。2失点目も味方同士の距離が離れていたため、意図して選択したドリブルではなく、させられたドリブルを奪われてカウンターを受けた。3失点目はシンプルに味方同士が見合って一瞬反応が遅れたところを相手に走り込まれたもの。いずれもなくせたかもしれない失点だったことは、学びと捉えたい。
G大阪が守備的、もしくはカウンタースタイルでの戦いとなったことについてポヤトス監督は「意図的ではない」と語った。その点では新潟は試合の進め方という点では互角以上に戦ったが、「ゴールを決める」「ゴールを守る」というサッカーの決定的なディテールが明暗を分けた試合と言えるだろう。
次節はアウェー湘南戦。やり方ではなく、在り方。つまり小手先の戦い方にフォーカスするのではなく、攻守で試合を決定づけるゴール前の質に注目したい。(アルティスタ浅間監督)