Rソシエダード久保建英 来季欧州チャンピオンズリーグ出場決定

2023年05月30日 05:25

サッカー

Rソシエダード久保建英 来季欧州チャンピオンズリーグ出場決定
アトレチコ・マドリード戦後、来季の欧州CL出場権を獲得し、ガッツポーズするレアル・ソシエダードの久保(手前)=マドリード(共同) Photo By 共同
 【スペイン1部   Rソシエダード1-2Aマドリード ( 2023年5月28日    マドリード )】 日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードが28日、来季欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場を決めた。アトレチコ・マドリード戦は1―2で敗れたが、最終戦を残して出場圏の4位が確定。来季は10季ぶりに出場するチームの主軸として、自身初となるクラブ最高峰の舞台に挑戦する。
 敗戦を告げる笛から数十秒後、Rソシエダードのイレブンが歓喜の輪をつくった。ピッチで肩を寄せて跳びはね、久保も笑顔で仲間と抱き合う。他会場の5位ビリャレアルも敗れ、子供の頃から夢に見ていた欧州CL参戦が決定。レベルが高いスペインで日本人がチームの主力として出場権を獲得するのは初めてで、久保は「うれしい。今日は勝ち負けに関係なく、CL出場が決められたことが全て」と笑顔を見せた。

 前節までの5試合で3得点1アシストを記録。3位の難敵を相手にしたこの日は堅い守備に封じられ、後半26分に退いたものの「調子のいい中で自分勝手なプレーをしようと思えばできたが、チームのために頑張れた」と献身的にプレーした。

 シーズンを通してはスペイン1部の日本人最多記録を更新する9得点に4アシスト。その活躍は「凄く充実している。90点くらい与えてもいいと思う」と自賛するほどだが、開幕当初を振り返り「崖っ縁でもう失敗はできなかった」と明かす。

 名門Rマドリードから他クラブへの期限付き移籍を繰り返した過去3季は結果を残すことができなかった。追い込まれていた中で完全移籍した今季はカディスとの開幕戦で衝撃のデビュー弾。これで仲間とファンの信頼を一気に勝ち取ると、フィールド選手で2番目に多いリーグ戦34試合に出場して10季ぶりの欧州CL出場権獲得に貢献した。

 セビリアと対戦する6月4日の最終節は22歳の誕生日。ゴール数を2桁に乗せ、その後に控える日本代表戦と欧州CLで戦う来季に向けて弾みをつける。

 《欧州CL出場権獲得に貢献した主な日本人選手》

 ☆長谷部誠 08~09年ドイツ1部ウォルフスブルクで25試合に出場し、初優勝に貢献。翌シーズンのCLに初出場した。

 ☆香川真司 10~11年にドイツ1部ドルトムント優勝に貢献し、翌シーズンのCLに初出場。プレミアリーグのマンチェスターUでも移籍1年目の12~13年を制し、2カ国のクラブでCLに出場した。

 ☆内田篤人 ドイツ1部シャルケで11~12年から3季連続でリーグ上位に入り、翌シーズンのCLに出場。CL29試合出場は日本人最多。

 ☆岡崎慎司 プレミアリーグのレスターで15~16年に5得点を挙げ“奇跡”と呼ばれた初優勝に貢献。クラブ初のCL出場を実現させた。

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