【Jトピ~データで読み解く】A代表初招集 名古屋DF森下 サイドで存在感
2023年05月31日 06:00
サッカー
まずは前半18分、札幌GK菅野からMF金子に出したロングパスを素早い動き出しでインターセプト。MF米本にボールを預けると、そのまま左サイドを駆け上がり、米本のスルーパスを受けクロスを上げた。一気に攻撃へと転じるインターセプトは難易度が高く、今節は森下のみが唯一の2回をマーク。WBに求められる相手DFの背後に出る動きも得意で、今季のスルーパス受け20回はチーム最多、全体でも6位と上位につける。
直後には自らのスローインからチャンスをつくる。米本にボールを合わせると、再び左サイド深い位置で受けて鋭い切り返しからクロス、1分間に2度相手ゴール前へボールを送った。後半10分には自身が投げたスローインからパスを受け左サイドを突破。利き足とは逆の左足クロスでFWマテウスの得点を演出し、今季チーム最多の4アシスト目を記録した。正確に味方へとつなぐスローインは、攻撃の起点にもなっている。スローインの成功数は151回で全選手最多、成功率94%は80回以上の23人の中で最も高い。
攻守に幅広く動き、ハードワークを繰り返す。1試合でのスプリント回数は今季3位の32回を2度も記録。札幌戦でも足をつりながらも19回を数え、総スプリント数は336回。前節まで最多だった京都DF白井の332回を抜き、トップに立った。
エルサルバドル戦までリーグ戦は残り2試合。このまま好調を維持できれば、A代表での活躍にもつながりそうだ。
(データ提供・データスタジアム)