三笘、旗手の左サイドが生んだ大勝 第2次森保政権初白星陰の立役者 アシスト&ドリブル突破でゴール演出

2023年06月17日 05:10

サッカー

三笘、旗手の左サイドが生んだ大勝 第2次森保政権初白星陰の立役者 アシスト&ドリブル突破でゴール演出
エルサルバドル戦で左サイドから得点を演出した旗手怜央と三笘薫(左) Photo By スポニチ
 サッカー日本代表は16日、愛知県内で20日の国際親善試合ペルー戦(パナスタ)に向けた練習を行った。15日のエルサルバドル戦は6―0大勝。昨年6月以来の4―3―3布陣で、右サイドは久保と堂安と菅原、左サイドは三笘と旗手、森下がトリオを形成。久保、堂安と右の2人が得点した一方、左は決定的なパスで好機を演出し、第2次森保政権初勝利の陰の立役者となったことが、データから浮かび上がってきた。
 3月のAマッチで採用した4―2―3―1ではなく、4―3―3布陣で挑んだ今回は、3トップ右に久保、右MFが新10番の堂安、右SBが菅原。左サイドが三笘、左MF旗手、左SBはA代表デビューの森下でスタート。左右でトライアングルを形成し、ボールをつないでゲームをつくった。

 4得点が生まれた前半、25分に久保、44分に堂安と右サイドの選手がゴール。この2得点を演出したのは左サイドの三笘だ。谷口のAマッチ初ゴールにつながるFKの獲得だけでなく、久保へのアシスト、鋭い突破から堂安の得点を生み出すシュートと、3点に絡む活躍を見せた。

 三笘が前半で退いたため、前半のスタッツのみで両サイド(CBを除く)を比較すると、19年ユニバーシアード優勝時のチームメート3人による左は、パス交換の合計30本。右の25本を上回った。特にAマッチ2戦目の旗手は積極的に相手DFの裏を狙った。三笘から旗手が受けたパス7本中2本はスルーパスで、前半17分にはそのスルーパスを受けた旗手のクロスが久保のシュートにつながっている。

 前半の日本のスルーパス成功は三笘が2、旗手が1と3本全て左サイド。シュートにつながるラストパスも10本のうち最多は旗手の3本で、三笘が2本と半数の5本を左サイドの2人がマークした。勝敗に直結するゴールは試合の華だが、決定的場面を演出する仕事もまた、チームの強さを決定づける。両サイドの選手たちが試合の中での役割をきっちり果たしたことが、快勝の一因だった。

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