鎌田 インサイドハーフでKING復権 激戦2列目争い制してミラン移籍に弾みつける

2023年06月19日 04:45

サッカー

鎌田 インサイドハーフでKING復権 激戦2列目争い制してミラン移籍に弾みつける
練習する鎌田(撮影・岸 良祐)  Photo By スポニチ
 20日の国際親善試合ペルー戦に臨むサッカー日本代表は18日、大阪府吹田市内で練習を公開し、MF鎌田大地(26=Eフランクフルト)が右インサイドハーフとして先発することが濃厚となった。ACミランとの正式契約は秒読み段階で、17日には複数の現地メディアが代表活動後にイタリアに渡ってメディカルチェックを受け、年俸300万ユーロ(約4億6200万円)の4年契約を締結すると報道。今季最終戦をいい形で締めくくって渡欧する。
 キング復権へ、鎌田がペルー戦でアピールを狙う。この日は次戦の先発メンバーとみられるゲーム形式の1本目では旗手とインサイドハーフのコンビを組み、ゴール前へ飛び出す動きも披露。「どこがいいというより、ここもできるという感覚になってもらいたい。2年前くらいまではトップ下しかできないという印象だったと思うし、ポジションはどこがいいということはない」と意気込みを語った。

 第1次森保政権では、主に4―2―3―1のトップ下に司令塔として君臨し“王様”と称された。しかし、21年のW杯アジア最終予選途中から採用された新布陣4―3―3ではポジションを失い、一時メンバーからも外れた。全4試合に先発した昨年のW杯カタール大会を経て、第2次政権では新たなサバイバルがスタート。3月のウルグアイ、コロンビア戦でともに先発した鎌田が得点に絡めなかった一方で、15日のエルサルバドル戦では久保が1得点2アシスト、堂安が1ゴール。昨年9月以来の招集となった旗手も存在感を示した。タレントぞろいの2列目を中心に競争が激化する中、次戦に向け「(旗手)怜央の方が後ろからの組み立ては僕より優れている。そこは任せながら、ゴール前に顔を出したい」とイメージを膨らませている。

 ペルー戦後にはイタリアに渡って名門ACミランと正式契約を結ぶ見通し。「代表ウイークが終われば来季(の所属先)は決まるだろうし、また新しい競争がある。いい準備をしていきたい」。森保ジャパンを6月シリーズ2連勝に導き、新天地で迎える来季へ弾みをつける。

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