ワザと姿を消す!?驚きの“森保流メソッド”とは…侍ジャパン・栗山前監督との共通点も

2023年06月19日 16:55

サッカー

ワザと姿を消す!?驚きの“森保流メソッド”とは…侍ジャパン・栗山前監督との共通点も
<サッカー日本代表練習>円陣で指示を出す森保監督(右) Photo By スポニチ
 サッカー日本代表・森保一監督(54)と親交が深いという元サッカー選手の畑喜美夫氏(57)が17日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。組織を“底アゲする”ための「森保流メソッド」を明かした。
 畑氏は高校時代U―17日本代表に選出されるなど、長谷川健太や武田修宏らとともに活躍。大学時代にはU―20日本代表にも名を連ねたが、その後は教員となり指導者の道へ。06年には広島観音高校(広島)をインターハイ初出場初優勝の快挙へと導くと、09年にはU―16日本代表コーチも務めた。

 番組では昨年のW杯カタール大会でドイツ、スペインの強豪国から歴史的大金星を挙げた森保ジャパンと今年のWBCで14年ぶりの優勝を果たした栗山監督率いる侍ジャパンに共通点があると紹介。「2人の指揮官が自分の意見を押し付けるのではなく、選手と積極的に対話を重ねたこと。一人一人の考えを理解して尊重し、選手自身の主体的に行動させ結果を残した」と伝えた。

 そのW杯カタール大会では試合で苦しい時も選手たち自らで解決策を見出すことに成功。日頃から選手たちが当事者意識をもって主体的に行動するように促し、選手との会話を大事にしたことが歴史的勝利に繋がったと説明した。

 さらに畑氏が出身地広島にゆかりある森保監督とも同じ指導者として親交が深かったと紹介。畑氏は「広島はJリーグの下部組織だったりJと高校年代の指導者が非常に仲がいいんですよね。その中で食事をしたりだとかお酒を飲んだりとかというのが、ものすごく多かったですね。今回のW杯カタール大会期間中も森保監督とメール交換をしてました」と連絡を取り合っていたことを明かした。

 森保監督が練習中に意識していることとして「グランドにずーーーといると選手が頼ってくるらしいんですよ。(だからこそ)いかに早くピッチから自分の姿を消すか。それをイメージしながら指導しているんだということを言ってました。」と説明。続けて「そうすると選手同士の中でコミュニケーションを取らせながら細かな部分を選手同士で詰めていくような形になるんです」と話した。

 これにゲスト出演の元サッカー日本代表・北澤豪氏は「(森保監督は)ピッチから姿を消すのが上手そうですしね。(気がつくと)あれ?いねぇぞみたいなね」と反応。スタジオの笑いを誘った。

 最後に番組では森保監督の指導方法が「戦術と役割は決めるが、練習や試合でどうこなすかは選手たち次第。細かな部分を選手たちで考えさせるためにワザと姿を消す。それが、森保流のチーム“底アゲ術”だ」と総括した。

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