【女子W杯】豪州“伝説的ゴール”生まれるも…4強敗退に地元紙落胆「最古のライバルに快進撃止められた」

2023年08月16日 21:35

サッカー

【女子W杯】豪州“伝説的ゴール”生まれるも…4強敗退に地元紙落胆「最古のライバルに快進撃止められた」
<女子W杯準決勝 オーストラリア・イングランド>敗れて落胆するFWカー(右)を優しく抱きしめるオーストラリア代表グスタフソン監督(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会決勝トーナメント準決勝   オーストラリア1―3イングランド ( 2023年8月16日    シドニー )】 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は16日、準決勝が行われ、FIFAランク10位の開催国オーストラリアが同4位の欧州王者イングランドに1―3で敗戦。史上初の決勝進出とはならなかった。19日の3位決定戦では同3位スウェーデンと対戦することになった。
 オーストラリアは故障明けの“大黒柱”FWサム・カー(チェルシー)が満を持して今大会初の先発出場。前半から果敢なドリブル突破を見せるなど、超満員サポーターを沸かせると0―1とリードを許した後半18分に待望の一発。カウンターから相手DF2人を正面にドリブルで攻め上がると、ペナルティーエリア手前20メートル付近から右足を一閃。シュートは相手DFをわずかにかすめ、そのままゴールイン。スタジアムのボルテージは一気に最高潮へと達した。

 しかし後半26分、味方DFがロングボールをクリアしきれずFWヘンプ(マンチェスター・C)に奪われ失点。その後も猛攻を見せたがゴール前での決定機をFWカーが外してしまい同点ならず。同41分にも再び失点するとスタジアムは沈黙。敗戦を悟り泣き出すサポーターもいた。

 開催国の敗戦にデイリー・テレグラフ紙(豪州版)は「サム・カーの伝説的なゴールもマチルダ(豪州女子代表の愛称)を救うことはできず、オーストラリアの歴史的なW杯での快進撃は最古のライバルによって止められた」と報道。豪メディアの「7news」も「マチルダのおとぎ話のような活躍がついに止まった。サム・カーが見事な同点ゴールを決めて今大会最高の瞬間を演出したが、ディフェンスのミスで災難が降りかかった」と報じた。

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