鎌田 変幻自在の中盤キングだ!ボランチ、インサイドハーフ、トップ下「どこでもできる」

2023年09月07日 03:05

サッカー

鎌田 変幻自在の中盤キングだ!ボランチ、インサイドハーフ、トップ下「どこでもできる」
練習でシュートを放つ鎌田(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 日本代表は5日、ウォルフスブルクで9日のドイツ代表との親善試合に向けて練習を行った。冒頭15分を報道陣に非公開とした。試合4日前に“ポイチのカーテン”を引くのは、1次リーグ初戦でドイツに勝利するなど16強入りした昨年のカタールW杯以来。準備を進めるドイツ対策の戦術に応じて、MF鎌田大地(27=ラツィオ)は中盤の複数ポジションでの出場に意欲を示した。
 今回も大金星ルーティンで対ドイツ2連勝をつかみとる。通常は試合2日前に冒頭15分を除いて非公開としていたが、ドーハに続いてウォルフスブルクでも国際親善試合では珍しく4日前の練習で一部クローズの対応をとった。

 W杯1次リーグドイツ戦の前には非公開練習で戦術練習を繰り返し、試合当日には3バックで強豪を下した実績がある。この日、練習後に取材に応じた鎌田は非公開の中身については語らなかったが「6番(ボランチ)、8番(インサイドハーフ)、10番(トップ下)の位置でもプレーを表現できる場所がある。どこでもできるというのは示していきたい」と複数ポジションの可能性に言及した。

 W杯ドイツ戦では、鎌田は4―2―3―1のトップ下で先発。3バックに変更した後半はボランチでプレーするなど器用に立ち回り逆転勝利につなげた。第2次森保体制では「監督に評価を受けている」という4―3―3のインサイドハーフでの起用が基本だが、今回の遠征では森保監督が「4バックも3バックも、戦術的チャレンジもしていく」と話す通り、複数こなせる鎌田の存在が重要な鍵を握りそうだ。

 鎌田自身もドイツ戦には、じくじたる思いがある。劇的な勝利を挙げたもののゴールは奪えず「個人的にはもっとできて良かった。(結果を)求められているので、自分の価値を表現したい」と表情は厳しかった。

 この日は、ドイツメディアも練習場に訪れるなど、今季からセリエAラツィオに移籍しても同国内での注目度は高い。「個人としてもチームとしても良い結果が得られるようにやっていきたい」と強い決意を口にした。

 ▽背番号とポジション 選手の役割やポジションなどを表す背番号は、国や地域によって指している位置が異なる。一般的には1番がGK、2~5番がDF、中盤は6、8、10で6番がボランチやアンカー、8番は一つ前のインサイドハーフ、10番はトップ下。9番はストライカーのCFで、7、11番はウイングやサイドハーフを指す。Jリーグでは開幕の93~96年は先発メンバーが1~11番をつける変動背番号制で、97年からは現行の固定背番号制となった。

おすすめテーマ

2023年09月07日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム