【Jトピ~データで読み解く】 U22エース柏FW細谷 スピードでJ1残留導く

2023年10月11日 06:00

サッカー

【Jトピ~データで読み解く】 U22エース柏FW細谷 スピードでJ1残留導く
総スプリント回数589回でFW最多の柏・細谷(右)
 U―22日本代表は今月の米国遠征で14日にメキシコ、17日に米国と対戦する。エースとして期待される柏FW細谷真大(22)は今季のJ1で全試合出場中。J1残留を目指すチームを前線から支えている。
 昨季はチーム最多の8ゴールを挙げ、ベストヤングプレーヤーに輝いた細谷は今季もさらに輝きを放ち、ゴールを量産している。

 9月17日の横浜FC戦で自身初の2桁得点に到達すると、中断期間直前9月30日の札幌戦ではプロ初の1試合2ゴールをマーク。現在12得点は得点ランク6位で、日本人では20得点の神戸FW大迫、13得点の鹿島FW鈴木に次ぐ。リーグで2番目に少ない柏の総得点28得点中、半数近くを細谷が決めており、7月8日の湘南戦以降は、10戦7発と調子を上げている。

 持ち味のスピードで前線からハードワークを繰り返す。1試合でのスプリント回数(時速25キロ以上で1秒以上走った回数)は、6月に今季ランキング2位の35回をマークした。総スプリント回数はFW最多の589回を記録している。

 俊足を生かした動きで相手DFの裏を常に狙い、札幌戦の前半21分にはMFサヴィオのスルーパスから抜け出し、ゴールを挙げた。この試合での4回を含め、総スルーパス受け回数は49回。前節まで最多の札幌MF浅野の48回を抜きトップに立った。

 ハイプレスの役割もこなし、アタッキングサードでのボールゲイン(相手の攻撃から自チームの攻撃に切り替わった最初のプレー)はFW5位の15回と上位。インターセプトはFW最多の5回と守備でも献身的な動きが光る。

 8日の天皇杯準決勝、J2熊本戦でも1得点1アシストと好調を維持したまま代表に合流。米国遠征での活躍に期待がかかる。(データ提供・データスタジアム)

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