森保ジャパン「慎重から大胆」に変わった2023年 48人招集で26年W杯へ戦力整備

2023年11月23日 04:40

サッカー

森保ジャパン「慎重から大胆」に変わった2023年 48人招集で26年W杯へ戦力整備
<シリア・日本>勝利し、サポーターにあいさつした日本イレブン(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【26年W杯北中米大会アジア2次予選B組   日本5―0シリア ( 2023年11月21日    ジッダ )】 日本代表は大勝で23年の活動を締めくくった。歴代最強の呼び声にふさわしく10試合で8勝1分け1敗。W杯優勝経験国ドイツに圧勝するなど頂点を目指す26年W杯に向けて満点の一年だった。
 W杯カタール大会を契機に森保監督の采配は「慎重」から「大胆」に変わった。例えば前回2次予選の初戦と2戦目で先発入れ替えは3人だったが、今回は大胆にも9人を入れ替えた。この一年で招集したのは48人。3チーム分の戦力を整備した。信頼を置く選手は明らかに増えた。

 選手の状態には常に目を光らせる。所属先から負傷情報が入るとスタッフが説明する前に「あのシーンだよね?」と指摘する。選手個々とのコミュニケーションも欠かさない。だから大胆なターンオーバーを駆使した起用法にも選手から不満は聞こえてこない。

 注文があるとすれば新戦力の発掘か。今回、佐野やパリ五輪世代の細谷も追加招集だった。どんなに最強チームでも固定されれば成長は停滞する。24年元日にはタイ代表との親善試合が待つ。国際Aマッチデーではないため欧州組のフル招集は難しく、多くの国内組招集も見込まれる。新たな化学変化に期待したい。(サッカー担当キャップ・河西 崇)

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