神戸がMF斉藤未月を完全移籍で獲得 斉藤「後悔は全然ない」左膝の重傷から再起期す

2024年01月12日 18:59

サッカー

神戸がMF斉藤未月を完全移籍で獲得 斉藤「後悔は全然ない」左膝の重傷から再起期す
千布勇気社長(左)、永井秀樹スポーツダイレクター(右)同席で完全移籍の会見に臨んだ神戸MF斉藤未月 Photo By スポニチ
 神戸は12日、湘南から期限付き移籍で加入しているMF斉藤未月(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は3年プラスオプションで、背番号は引き続き16をつける。ノエビアスタジアム神戸で、斉藤は千布勇気社長、永井秀樹スポーツダイレクター同席の会見に臨んだ。
 斉藤は左膝に重傷を負いリハビリ中。昨季の優勝決定時には松葉杖をついていた。この日は補助なしで、自ら歩いて着席した。「年が明けて、いちプロサッカー選手として結果を出し続けないといけない。自分自身がサッカーをしているのは、その姿をピッチで家族、チームメート、サポーターに見せ続けたいのが理由。あの大けがをしていなかったら、1年後、2年後に再起不能のケガをしていたかもしれない。休ませてくれたと考えていますし、いい時間というか、習慣をいい方向に変化させていくことにつなげられれば。後悔というのは全然ない」と前向きに乗り越えていく決意を明かした。

 昨年8月19日のJ1第24節・柏戦(ノエスタ)で前半22分、柏の2選手からスライディングで挟まれるような形となり負傷交代。神戸市内の病院で検査を行った結果、左膝関節脱臼、左膝複合靱帯損傷(前十字靭帯断裂、外側側副靭帯断裂、大腿二頭筋腱付着部断裂、膝窩筋腱損傷、内側側副靭帯損傷、後十字靭帯損傷)、内外側半月板損傷という全治1年の重傷を負い、リハビリに励んでいる。

 その経過についても言及。昨年11月末に2度目の手術を行い、ジョギングなど負荷の高いものについてはまだ行えていないというが、理学療法など順調に進んでいるという。

 負傷後には、サポーターの「応援したい」などの声に応え、過去に在籍したG大阪を含むJリーグの3クラブが合同応援企画「未月とトモニ」が実施された。各クラブが垣根を越え協力態勢を築いたこのプロジェクトにも謝意を表明した。

 「ありがたいという言葉で片付けるのは失礼。湘南、G大阪、神戸がそういうことをしてくれたことに感謝しています。思いは言霊になる。そこにはすごいパワーがあって、勇気を与えたり、本当に力になった。うれしいことですし、だからこそ、この2024年度からやるべきことは決まっていて、復帰して、プレーして、チームのためにやる。感謝も伝えていきたい」

 今季中の復帰を当面の目標に据えた。

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