新潟 今季初の連敗 9戦ぶりホーム黒星 2戦連続無得点でサポーターからブーイングも
2024年04月08日 04:44
サッカー
この日は前節の磐田戦から先発9人を入れ替え、中3日の試合ながら開始から運動量豊富に仕掛けた。前半はMF松田が右サイドで最終ラインの背後を狙い続け、クロスを供給。後半は左サイドが活性化し、15分にはDF堀米からのパスを受けて左サイドを突破したMF太田の低いクロスに、FW高木がゴール前に飛び込むなど惜しい場面もつくった。
しかし、C大阪の小菊監督が「全員がハードワークした結晶が勝利につながった」と話すように、相手の堅守の前に得点できない。すると隙を与えなかった守備もほころびを見せ、後半24分に日本代表DF毎熊のクロスから失点を喫した。
松橋監督は、ゴールをこじ開ける方法は「決して奇麗じゃなくていい」と強調した。相手守備を崩しきることを求めすぎると、より高い質のプレーが必要となり「ゴールが後回しになる」。それよりもダイナミックにゴール前で仕掛けたり、好機で相手よりも先にボールに触ったりと、泥くささの重要性を指摘した。
今季初の連敗。危機感を募らせる堀米主将は「てっぺんという言葉に引っ張られすぎて、上ばかりを見すぎないようにしたい。もう一度しっかりと足元を見て、みんなで同じ方向に向かっていけるようにしたい」と巻き返しを誓った。(西巻 賢介)