東京V山田楓 U23五輪切符獲得任せろ!逆足の右で豪快弾 角度ない位置からズドン「パスの選択肢ゼロ」
2024年04月08日 04:45
サッカー
今季6戦で3点を挙げ、昨季までの4年間の通算ゴール数に並んだ。右足ではプロ初ゴール。今季は得意の左足でFKを直接2本決めているが、また違った持ち味を見せた。
出場機会を求めて、京都から今季東京Vに期限付き移籍した。サッカーにはストイックで、いつも最後まで居残り、FKを練習する。この試合前日は右足でもシュート練習して「全部入っていた。感覚が良かった」という。強気な発言も頼もしい。開幕戦の横浜戦でもFKを直接決めたが「蹴る前から入ると思っていた」と話していた。あえて大きな言葉を口にして自らを奮い立たせるタイプだ。
勢いに乗って迎える五輪最終予選。「厳しい戦いだが、楽しみながらやりたい。まずはチームの勝利のためにどれだけ走れるかが大事。それを忘れず戦えば、ご褒美でゴールも来る」。攻撃の起点として、そして点取り屋としても期待が高まる。
◇山田 楓喜(やまだ・ふうき)2001年(平13)7月10日生まれ、滋賀県出身の22歳。小5で京都の下部組織に入り、20年にトップチームに昇格。今季から東京Vに期限付き移籍。J1通算37試合で6点。U―21、U―22などの日本代表を経てU―23日本代表。利き足は左。顔の右半分を手の甲で隠すゴールパフォーマンスは「知り合いの子供がやっていたのを譲ってもらった」。
≪柏・細谷 不発も切り替え≫無得点に終わったU―23日本代表の柏FW細谷はパリ五輪予選に気持ちを切り替えた。「リーグ戦でゴールがない中で向かうが、切り替えて代表でもしっかりゴールを取りたい」。この日は厳しいマークの中で後半28分には同点ゴールに絡む場面も。「レイソル代表として五輪の切符を獲れる活躍をしたい」と話した。同DF関根も「出場権の獲得に少しでも貢献できるように自分を出したい」と話した。