新潟・舞行龍 5戦ぶり勝利へスタイル崩してでも 「やらなそうなことやらないと」
2024年04月11日 05:00
サッカー
なかなかゴールを割れない要因の一つに、「どのチームにも、やろうとしていることに対策を講じられている」ことを挙げる。ボールを保持しながら数的優位をつくり、相手守備を崩すのが新潟のスタイル。一方で、パスで揺さぶってもゴール前を固められるなど、昨季以上に研究されていると感じている。
その現状を打破しようと、いい意味でスタイルを壊すことも視野に入れる。「ロングボールを蹴って、セカンドボールを拾ってシュートを打つとか、やらなそうなことをやらないと、いつもやっていることが引き出せない」と強調。前節のC大阪戦でもシンプルに相手最終ラインの裏へのパスを意識した。
チームだけでなく、個人的にも「常に進化、変化を考えないと」という。プロ17年目のベテランは、アウトサイドキックがうまいMF宮本を参考にボールの持ち方、キックの種類を吸収するなど貪欲な毎日を過ごしている。
先制し、勝利をつかめれば流れは一気に変わるとみている。「次、勝ちたい。どんな形でも」。札幌戦を上昇のきっかけにする。(西巻 賢介)