【五輪最終予選】U23日本決勝T進出!先発7人変更でも快勝 次の韓国戦へ課題は2戦0発FWの決定力

2024年04月21日 05:00

サッカー

【五輪最終予選】U23日本決勝T進出!先発7人変更でも快勝 次の韓国戦へ課題は2戦0発FWの決定力
<U-23日本代表・U-23UAE代表>前半、ゴールを決め喜ぶ木村(左から3人目)(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【U―23アジア杯1次リーグB組   日本2―0UAE ( 2024年4月19日    ドーハ )】 U―23日本代表は19日、1次リーグB組第2戦でU―23UAE代表に2―0と快勝し、開幕2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。大岩剛監督(51)は初戦から先発7人を変更するターンオーバーを採用。ともに今大会初先発のDF木村誠二(22=鳥栖)とMF川崎颯太(22=京都)がゴールを挙げ、守備陣も2戦連続完封するなど、収穫を得た。一方、課題はFW陣が決定機を逃し、3点目を奪えなかったこと。首位通過を懸ける22日のU―23韓国代表戦へ、点取り屋の復調が鍵を握る。
 大岩采配がズバリ的中した。初戦の中国戦から中2日で迎え、先発7人を入れ替え。同戦で途中出場だった木村が先制弾、今大会初出場の川崎が追加点を決めた。海外組の招集に難航した中、文字通り総力戦でターンオーバー成功。大岩監督は「自信を持って送り出した。この23人でいかにいい状態をつくるかが目的。先発メンバーがいいパフォーマンスをしてくれた」と納得の表情だった。

 強みを出した。前半27分の先制点は山田楓の左CKから最後は木村が頭で押し込んだ。指揮官が「我々のストロングポイント」と自負するセットプレーは対戦相手によって毎回アップデートしている。ディフェンスラインは初戦から先発3人を変更しても、巧みな連係でUAEのロングボールやカウンターに対応。1―0の同43分にはこの日最大のピンチをGK小久保がビッグセーブでしのぎ「どの選手が入っても同じ(戦術や連係)プレーができる」とうなずいた。

 セットプレーと堅守が光った一方、課題は決定力だ。シュート数は23―7と圧倒しながら2得点止まり。FW藤尾はシュートすら放てず、「点を取れてないので(自己)評価は全然高くない」と反省。勝ち点、得失点差、総得点が全く同じ韓国を上回るべく、2―0の終盤にFW細谷を投入したが、好機でのシュートは枠外だった。2戦でFW陣は無得点。準々決勝でA組首位の開催国カタールとの対戦を避けるために、韓国戦で鍵を握るのはFW陣の復調だ。引き分けの場合は規定により、延長戦を行わずにPK戦に入る。「そうならないために、自分も点にこだわりたい。早く結果を残して決勝トーナメントに入りたい」と細谷。目覚めの一発をみんなが待っている。

 ▽日本の首位突破条件 22日の1次リーグ最終戦は韓国戦。勝ち点6、得失点差+3、総得点3と全て並んでおり、日本は勝利すれば勝ち点9でB組首位通過が決まる。引き分けの場合は全て並んだ状態のままで、大会規定によりPK戦で順位を決定する。首位通過の場合、25日の準々決勝はA組2位と、2位通過の場合はA組1位の開催国カタールと対戦する。

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