鎌田大地 プレミアLクリスタルパレス入り決定的 ラツィオ退団「100%」 独時代の恩師が指揮官

2024年06月04日 04:44

サッカー

鎌田大地 プレミアLクリスタルパレス入り決定的 ラツィオ退団「100%」 独時代の恩師が指揮官
<日本代表・練習>ボールに足を伸ばす鎌田(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 日本代表は3日、W杯アジア2次予選2試合(6日ミャンマー戦、11日シリア戦)に向け千葉県内で始動した。今年初招集となったMF鎌田大地(27)は、この日までにセリエAのラツィオからイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレス入りが決定的になった。新天地でも起用される見通しのボランチで、アジア杯で8強敗退となった森保ジャパンに新たな風を吹かせる。チームは4日にヤンゴン入りする。
 約1時間半の練習を終えた鎌田が、注目の去就について口を開いた。まずは「ラツィオを離れることは100%」と現状を説明。練習中に世界の移籍市場に精通するロマーノ記者が公式Xで「口頭合意。今週の金曜日にメディカルチェック」とつぶやいたクリスタルパレスに関しては「サインするまで何が起こるか分からない」と明言は避けたが、「新天地に行っても前(トップ下)ではなく6番(ボランチ)でやっていくと思う」と話した。

 クリスタルパレスはEフランクフルト時代の恩師グラスナー監督が率いており、既に具体的な起用法についても話し合いが進んでいるもよう。ラツィオのトゥドル監督からは残留を強く求められていたが、交渉がまとまらず「自分が求めてたのは単年契約だけ。お金は十分もらっていたし、何も要求はしてなかったけど、(交渉が)うまくかみ合わなかった」と淡々と話した。

 この日の練習では、トゥドル監督に与えられたボランチのポジションでプレー。代表ではこれまでインサイドハーフ、トップ下が主戦場だったが、今後はボランチとしても出場機会が増えそうで「うまく両立していけたら」と鎌田。欠場した1~2月のアジア杯では鎌田の不在も響いただけに、9月開幕の最終予選に向け大きな戦力の復帰となりそうだ。

 ▽クリスタルパレス 1861年創設で1905年にプロ化。ホームはロンドン南部クロイドン区。1969年に1部初昇格。1992年創設のプレミアリーグ初年度は22チーム20位で降格。昇降格を繰り返した後、13年昇格後は残留し続けており、最高位は14~15年と今季の10位。トップリーグでの最高位は3位で、主なタイトルは2部優勝2回。愛称はイーグルス。本拠地はセルハースト・パーク(2万5486人収容)

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