浦和が異例の声明 主将、副主将ら4選手が今夏退団に堀之内聖SD「重く受け止めている」
2024年07月01日 18:19
サッカー
![浦和が異例の声明 主将、副主将ら4選手が今夏退団に堀之内聖SD「重く受け止めている」](/soccer/news/2024/06/25/jpeg/20240624s10002000380000p_view.webp)
DF酒井宏樹については「当時、浦和レッズへの加入理由を『浦和レッズにはマルセイユのような特別なファン・サポーターがいて、僕に緊張感や責任感を与えてくれる』と語っていた通り、ピッチの内外を問わず自らとチームに対して良い緊張感を与え、そして情熱と責任感あふれるプレーを見せてくれました。今回の移籍に向けた離脱については、重要な戦力であるという理由から慰留に努めましたが、『もう一度海外でプレーしたい』という本人の強い意向や、ヨーロッパを含め多くの選択肢がある中、トップフォームで浦和レッズに加入してくれたことへの感謝、これまでのチームへの貢献、そして経済面を含めたチーム全体の編成を熟考したうえで、苦渋の決断ではありましたが本人の意向を尊重することといたしました」とした。
DFアレクサンダー・ショルツについては「日本に限らず、これまでの経歴においても、異文化へのチャレンジを積極的に行う人間性は多くのファン・サポーターのみなさまがご承知のことと思いますが、選手やチームスタッフ、クラブスタッフは勿論のこと、ファン・サポーターのみなさまやメディアのみなさまなど、全ての人に対して分け隔てなく接する素晴らしい人間性とピッチ上で見せる高い技術と戦術眼、そして強いウィニングスピリッツでチームに大きく貢献してくれました。今回の移籍に向けた離脱については、本人の異文化へのチャレンジ欲求を理解しつつも、余人をもって代えがたい不可欠な存在であるという理由から強く慰留に努めましたが、浦和レッズというクラブが現在持ち得ている全ての力をもってしても阻止することはできませんでした。契約期間中の移籍に際しては移籍金が発生しますが、その設定金額は選手自身の価値であると同時に、選手によるクラブへの評価を表すものでもあります。私たち浦和レッズは、今回のような移籍を回避できるクラブ、即ち経済力やブランド力等で世界と伍して闘うことのできるクラブになっていかなければならないという思いを改めて強く抱いております」とした。
MF岩尾憲については「合計3人の監督のもと、ピッチ上での高いパフォーマンスに加え、高い戦術理解と言語化能力をもってチーム内の共通理解の醸成に寄与してくれました。今回の移籍については、そうした貢献について高く評価していたため慰留に努めましたが、本人による、選手としてプレーできる時間がそれほど多く残っていない年齢となり、ピッチに立つ時間に拘りたいという意思は固く、その意向を尊重することといたしました」とした。
FWオラ・ソルバッケンについては「短い契約期間にあっても、誠実にフットボールに向き合う姿勢を見せてくれましたが、加入後に複数回負傷してしまう不運などもあり、多くの時間をピッチ外で過ごすことになりました。そうした中でも、左利きの大型ウィンガーとして高いポテンシャルを発揮する場面があり、7月以降も引き続き浦和レッズの戦力で居続けてもらう方法を模索しましたが、期限付き移籍期間中でのクラブ間合意には至らず、契約に則り6月をもって退団することとなりました」とした。
続けて「シーズン途中で強化責任者が交代し、そしてキャプテンと副キャプテンがチームを離れるという事態により、ファン・サポーターのみなさまにはご不安を与えてしまいまして誠に申し訳ございません」と謝罪し、「ここまでチームは23試合の公式戦を闘ってきましたが、始動時に描いた成長曲線に対し、現時点でのチームの完成度は後れを取っていると言わざるを得ません。フットボール本部では常時、チーム、選手、スタッフを定量、定性の両面から評価し、補強、改善に取り組んでおりますが、試合毎、或いは試合の中でも時間帯によって好不調の波があるなど安定した闘いができておらず、みなさまのご期待にも応えられていないと感じております。ですが、来年に控えたクラブワールドカップで世界の強豪クラブに対して堂々と渡り合えるチームを作り、ファン・サポーターのみなさまに誇りに思っていただけるような闘いをお見せするその日から逆算して、闘い方の積み上げを図りながら愚直にチーム作りを継続するというクラブの取り組みに迷いはありません」と強調。
さらに「成長のスピードを上げていく努力とそのための変化は必要であり、そのための手段を講じておりますが、成長の方向性はしっかりと継続していきたいと考えております。なお当然ながら、その過程において浦和レッズというクラブがフットボールと向き合う姿勢として、勝利を目指さない試合は1試合として存在しません。選手、スタッフ一同、今シーズン残された公式戦17試合全てにおいて勝利を目指し、最後まで走り、闘い、貫く覚悟です」と決意を記した。
おすすめテーマ
2024年07月01日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
鹿島 MF佐野海舟のチーム離脱を発表 独1部マインツ移籍決定的
-
スペイン4発快勝!16歳ヤマルと21歳ウィリアムスの“じゃんけん”がネットで話題「かわいすぎる」
-
G大阪 今季ワースト3失点で首位浮上のチャンス逃す 半田の退場響いた
-
イングランド指揮官「結局は昔ながらのロングスロー」 ベリンガム同点弾を称賛「驚くほど順調な21歳」
-
歴史的金星目前でスルリ…スロバキア主将&先制弾シュランツも落胆「歴史に名を残すチャンスはもうない」
-
イングランド代表ベリンガム「帰国まであと数十秒だったが…」 劇的バイシクル弾に歓喜「最高の気分」
-
まるでキャプテン翼!?イングランド代表ベリンガム 劇的バイシクル弾がネットで反響「誰も真似できない」
-
【欧州選手権】スペイン 4発快勝で2大会連続8強進出!16歳ヤマルが決勝点アシスト
-
川崎F・U―18がプレミアリーグEASTで青森山田を破って暫定首位をキープ
-
町田 FW藤尾翔太 パリへラストアピール弾「あとは待つだけ」
-
FC東京 玖生不発で苦杯 最後まで1点が遠く
-
韓国1部の全北が神戸DF岩波の獲得に乗り出していることが判明 すでに正式オファー
-
町田MF平河悠 イングランド2部ブリストルC移籍へ U23サイドアタッカーに期限付きでオファー
-
浦和MF伊藤敦樹「重みを感じながらプレーしていた」 初の主将マークを巻いて1ゴール2アシスト
-
浦和 MFソルバッケンの退団発表「期限付き移籍期間満了の瞬間まで残留を実現させるため…」