U―23日本代表・大岩監督 選考の苦悩にじませる「招集が繊細で…メンバー選考は厳しくなった」

2024年07月03日 14:48

サッカー

U―23日本代表・大岩監督 選考の苦悩にじませる「招集が繊細で…メンバー選考は厳しくなった」
<サッカー男子U-23日本代表 パリ五輪メンバー発表>パリ五輪に臨むメンバーを発表する大岩剛監督(撮影・松永 柊斗) Photo By スポニチ
 日本サッカー協会(JFA)は3日、パリ五輪に出場するU―23(23歳以下)日本代表18人を発表した。GK小久保玲央ブライアン(23=ベンフィカ)、MF藤田譲瑠チマ(22=シントトロイデン)、細谷真大(22=柏)らがメンバー入り。最大3人まで選出可能なオーバーエージ(OA)枠は、08年北京五輪以来となる選出ゼロ。大岩剛監督(52)の指揮の下、OA枠ゼロで68年メキシコ大会以来のメダル獲得を目指す。
 一方、常連組のMF松木玖生(21=FC東京)、MF山田楓喜(ふうき、22=東京V)、鈴木彩艶(21=シントトロイデン)らが選外だった。

 発表会見で大岩監督は選考のポイントや悩んだ点として「制限がある中で五輪に迎えるにあたり、最高の18人を選んだと思っている。今回も変わらず、今のベストのメンバーを招集したつもりです」と説明。松木については「選ばれた選手たちの話をしたい。昨日が登録の期限だった。昨晩スタッフでミーティングを開き、最終決定をした」と語るにとどめた。

 バックアップメンバーは山田颯喜ら4人。追加招集や選手変更について聞かれた指揮官は「基本的にはこの18人で戦う。移籍を理由とした18人の入れ替えはできない。招集が繊細で、先を見て招集するため、メンバー選考は厳しくなった」と厳しい表情で声を絞り出した。

 選外となった松木についての質問に「選ばれた選手たちの話をしたい」「選ばれていない選手については避けたい。彼のコンディションが理由で選考から外れたわけではない」と多くを語らなかった大岩監督だったが、日本協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「移籍の可能性がある。五輪期間中に招集できる確約が取れなかった」と説明した。

 日本は1次リーグでパラグアイ(南米1位)、マリ(アフリカ3位)、イスラエル(欧州4位)とD組に入った。第1戦は24日午後7時(日本時間25日午前2時)からボルドーでパラグアイと、第2戦は27日午後9時(同28日午前4時)からボルドーでマリと、第3戦は30日午後9時(同31日午前4時)からナントでイスラエルと対戦する。

【U―23日本代表のパリ五輪代表18人】※数字は背番号

<GK>
1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
12 野沢大志ブランドン(FC東京)

<DF>
4 関根大輝(柏)
2 半田陸(G大阪)
16 大畑歩夢(浦和)
15 高井幸大(川崎F)
5 木村誠二(鳥栖)
3 西尾隆矢(C大阪)

<MF>
8 藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)
7 山本理仁(シントトロイデン)
6 川崎颯太(京都)
14 三戸舜介(スパルタ)
13 荒木遼太郎(FC東京)

<FW>
17 平河悠(町田)
18 佐藤恵允(ブレーメン)
10 斉藤光毅(ロンメル)
9 藤尾翔太(町田)
11 細谷真大(柏)

<バックアップメンバー>
GK 22 佐々木雅士(柏)
DF 21 鈴木海音(磐田)
MF 20 山田楓喜(東京V)
MF 19 佐野航大(NECナイメヘン)

おすすめテーマ

2024年07月03日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム