ヴィアマが苦しみながらも首位キープ ニッパツは勝ち点4差の2位 伊賀FCは5連勝で4位に浮上【プレナスなでしこリーグリポート(6月)】

2024年07月05日 12:00

サッカー

ヴィアマが苦しみながらも首位キープ ニッパツは勝ち点4差の2位 伊賀FCは5連勝で4位に浮上【プレナスなでしこリーグリポート(6月)】
ニッパツMF小須田璃菜(中央)が14節のバニーズ戦で決勝ゴール ©YOKOHAMA FC SEAGULLS Photo By 提供写真
 後半戦が始まり、第12節から第15節までの24試合が行われた。
 第11節で初黒星を喫して開幕からの連勝が10で止まったヴィアマテラス宮崎は、苦戦を強いられながらも首位を守った。第12節のアウェー・ニッパツ横浜FCシーガルズ戦は決定機を生かしきれず、0-0で後半アディショナルタイムに突入。2試合連続無得点が濃厚となっていた状況で、FW今蔵綾乃のクロスは左サイドに流れたが、ここにMF板倉楓が飛び込み、右足で今季初ゴールとなる決勝弾を決めた。これで2位との勝ち点差は今季最大の8に広げた。

 逆に第13節の朝日インテック・ラブリッジ名古屋戦は後半アディショナルタイムで追いつかれてドロー。第14節のスペランツァ大阪戦は1-2で敗れた。だが、第15節の静岡SSUボニータ戦では再び粘りを見せる。1-1で迎えた後半45分。前線へのロングボールをFW齊藤夕眞が相手DFと競りながらキープすると、技ありのループシュートでゴールネットを揺らした。得点ランキング単独トップの齊藤はこの日2得点で、ゴール数を11に伸ばした。

 ニッパツはヴィアマに食らいついている。第12節の直接対決はアディショナルタイムの失点で敗れたが、その後はAハリマに2-1、バニーズ群馬FCホワイトスターにはMF小須田璃菜の今季初得点となる決勝弾で2-1、日体大SMG横浜には3-0と3連勝で2位に浮上。第12節終了時点でヴィアマとの勝ち点差は9まで開いたが、3節で勝ち点4差まで迫った。15試合で失点はわずかに7。2試合に1失点以下の堅守で、頂点を見据えている。

 前半戦の最後の試合でヴィアマに初黒星をつけた伊賀FCくノ一三重は勢いに乗ってきた。第12節はS日体大に2-1、第13節は愛媛FCレディースに2-1、第14節はスフィーダ世田谷FCに1-0、第15節はオルカ鴨川FCに3-0。ヴィアマ戦から5連勝で、一気に4位まで順位を上げた。5月に韓国・高麗大からDF盧惠妍(ノ・へヨン)が加入してから負けなし。オルカ戦ではセットプレーから2得点を挙げ「5連勝という貴重な結果、そして2ゴールを得点できたのはチームメート、指導者、ファンの方々がそばにいて、大声で応援してくださったおかげで、こんな良い結果をもたらすことができたと思います」とコメントした。

 スペランツァ大阪も浮上の兆しを見せている。第13節のアウェー・静岡戦は終盤の失点で1-1の引き分けとなったが、連敗は4で止めた。ホームに首位・ヴィアマを迎えた第14節は、シュート2本だけで勝利をたぐり寄せた。前半18分にFW左子五月のゴールで先制。1-1の後半23分には加入1年目のDF佐々木美悠が低い弾道の左CKにダイレクトで左足を合わせて勝ち越し。チームは第15節のASハリマアルビオン戦でも勝ち、今季初の連勝となった。

 名古屋は波に乗りきれない1カ月となった。第12節の静岡戦は一時2-1と勝ち越したが、その後の2失点で敗れた。第13節は粘ってヴィアマと引き分けたものの、第14節はAハリマにスコアレスドロー。第15節はバニーズに2-1で競り勝ち、6試合ぶりの勝利を挙げた。この時点で、ヴィアマとは勝ち点7差、ニッパツとは同3差の3位となった。

 リーグ戦は第15節を終えて中断期間に入った。第16節は8月31日、9月1日に行われる。

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