FC東京の松木がラストゲームを白星で飾る 移籍の決め手は「自分の夢に近づくのはそこが1番」

2024年07月13日 22:37

サッカー

FC東京の松木がラストゲームを白星で飾る 移籍の決め手は「自分の夢に近づくのはそこが1番」
<FC東京・新潟>試合後、笑顔でサポーターにあいさつするFC東京・松木(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 FC東京のMF松木玖生(くりゅう、21)が、ラストゲームを勝利で飾った。舞台は改修後7戦無敗(6勝1分け)を誇る国立競技場。試合前に海外挑戦のため、この試合を最後にチームを離れることが発表された松木は、1―0後半16分から途中出場すると、その2分後にいきなり直接FKでゴールを狙った。10日の天皇杯3回戦の千葉戦に続くゴールはならなかったが、キャプテンマークを巻いて最後まで戦い抜いた。
 試合後はFC東京のサポーターの集結するゴール裏でチームメートに胴上げされ、「皆さんと本当に分かち合えたこの時間は忘れることはないし、この先も自分の心に必ず残ります。今季キャプテンという役割を任されて、今シーズンの中断で海外移籍にしてしまうことは、優勝したくて心残りはありましたけど、自分の決めた道を貫き通して、信じて、FC東京の在籍した偉大な選手になれるように頑張りたいと思います」と誓った。

 移籍先はイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンで、英国の就労ビザ取得の関係で、24~25年シーズンはサウサンプトンと同じオーナーのトルコ1部ギョズテペに期限移籍することが有力。背番号7は移籍先の決め手について「1番成長できると思いましたし、自分の夢に近づくのはそこが1番いいかなって思います」と話した。以前からプレミアリーグでのプレーを目標にしており、まずはトルコでさらに技術を磨き、1年後の世界最高峰リーグへの参戦を目指す。

 「どこのチームに行ってもやることは変わらないと思いますし、個人としてはしっかりとポジションを奪って試合に出場して結果を出すだけ」と松木。青森山田高時代から注目され続けているMFが、満を持して海を渡る。

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