神戸MF鍬先祐弥が緊急左SB出場 毎熊先輩を意識せず「ポジションの幅を拡げておくのは損ではない」

2024年08月11日 23:15

サッカー

神戸MF鍬先祐弥が緊急左SB出場 毎熊先輩を意識せず「ポジションの幅を拡げておくのは損ではない」
神戸・鍬先 Photo By スポニチ
 【明治安田J1リーグ第26節   神戸2―1横浜 ( 2024年8月11日    日産スタジアム )】 今季J2長崎から完全移籍で加入したMF鍬先祐弥が、緊急左サイドバック(SB)で逆転勝利に貢献した。同点の後半10分にDF本多勇喜に代わって出場し、持ち味の守備で奮闘。同18分には相手に掴まれながらも前進し、FW大迫のシュートチャンスを作った。
 本来はボランチ。だが吉田孝行監督はシーズン開幕前から「チーム編成する上で苦しいポジションはある。誰かをコンバートしなきゃいけないのはキャンプから感じていて、練習から何度かSBもやらしてきた」と緊急事態を見据えて準備してきたという。すでに右SBではプレーしているが、視野が変わる左サイドでもそつなくこなせたのは周到な準備があったからだ。

 吉田監督によるSBコンバートと言えば、日本代表まで登り詰めたDF毎熊晟矢(AZ)が真っ先に挙がる。鍬先も「それ、絶対に言われるんですよ」と笑う。そして「自分自身としてはボランチでのプレーにこだわりがある。ただポジションの幅を拡げておくのは損ではない。そんなに晟矢くんは意識はしてないですけど、でも晟矢くんみたいにどんどん階段を駆け上っていきたい気持ちは強い」と口元を引き締めた。

 この日欠場したDF初瀬亮は「少し負傷というか、アクシデント」(吉田監督)。当面不在になる可能性もある。ここからが本当の総力戦になる中、鍬先の存在が今後より重要になってくる。

おすすめテーマ

2024年08月11日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム