バルサ育ち19歳DF高橋仁胡 始動した“ロス五輪世代”のニューリーダーとして存在感見せた
2024年09月20日 05:00
サッカー
ボールを持てば必ず前を向き、果敢に攻撃に関与する。そのアグレッシブさは今年6月まで所属したバルセロナ時代に叩き込まれ「自分でボールを保持してないと(クラブに)いられない。スペースをつくって自らボールを運ばないといけない」と振り返る。
生まれも育ちもスペイン。21年にはU―16スペイン代表、22年には英紙ガーディアンで「世界最高の若き才能60人」に選ばれた逸材だ。言葉はスペイン語、カタルーニャ語、英語に加え、神戸出身の母の影響でコテコテの関西弁を話す。「敬語が慣れない」のはご愛嬌(あいきょう)だが、4つの言語を操り、コミュニケーション能力も抜群だ。
昨年U―20W杯に飛び級で招集され、ロス五輪世代の新リーダーとして期待される。合宿初日には森保監督から「A代表を基準に戦って!」と訓示を受けると「頑張らな、あかん」と目の色が変わった。バルサ育ちの19歳が日本サッカーの未来を明るくする。
◇高橋 仁胡(たかはし・にこ)2005年(平17)8月17日生まれ、スペイン出身の19歳。父がアルゼンチン人、母が日本人。生後6カ月でボールを蹴り始め、4歳でフットサルクラブに加入。10歳からサッカーを始めた。19年2月にバルセロナと契約し、U―18、U―19カテゴリーに在籍。昨季のプレシーズンではBチームでもプレー。今年7月にC大阪へ加入。昨年のU―20W杯は日本代表として出場。目標は長友佑都。好きな日本食はウナギと寿司。1メートル73、65キロ。利き足は左。
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