新潟 今季最長4連敗 4試合で15失点 松橋監督力なく
2024年10月06日 04:00
サッカー
先制されたのは前半12分とまたもや序盤。4連敗中は前半15分以内にいずれも先取点を許している。加えて指揮官が「ボールを失った瞬間のみんなのアクションが遅れている。少し距離が遠い。アグレッシブさが少し欠けているようにも見えた」と言うように、この日は失点を引きずるようなプレーが目立った。
前半のシュートが0本だったことも内容の悪さを表している。伝統の4―4―2ではなく3バックで臨んだ鹿島に中盤の供給を抑えられ「個人的にはやりづらかった」とMF秋山。攻撃でリズムが出ないと選手同士の距離感が悪くなり、最終ラインのスライドも間に合わず失点が増えた。
苦しい状況が続く中で、川崎Fとのルヴァン杯準決勝第1戦が9日に迫る。タイトル獲得を目指す戦いに向け、GK小島は「もっと一人一人のエネルギッシュな部分を前面に出していかないと、チーム力としては足りない」と、気持ちや姿勢に焦点を当てて改善を図る必要性を語る。
「チームは何か一つきっかけがあれば一瞬で変われるものと思っている」。現状打破へ、松橋監督は語気を強めた。(西巻 賢介)