新潟・早川 ケガで公式戦3カ月以上離脱も「どんな立場でも最高の準備をしてチームにいい影響を与えたい」

2024年10月17日 04:00

サッカー

新潟・早川 ケガで公式戦3カ月以上離脱も「どんな立場でも最高の準備をしてチームにいい影響を与えたい」
ケガから復帰し、チームへの貢献に意欲を見せる早川 Photo By スポニチ
 J1新潟は16日、聖籠町のアルビレッジで非公開の練習を行い、あす18日のアウェー横浜戦に備えた。今季ケガに泣かされてきたDF早川史哉(30)は、リハビリ中に体を一から見直して状態を上げている。大事なシーズン終盤戦でチームに貢献しようと、感覚を研ぎ澄ましている。
 公式戦のピッチから3カ月以上離れていても決して下を向くことはない。今月上旬に練習に完全合流した早川は「チームが生き物である以上、どんな立場でも最高の準備をしてチームにいい影響を与えたい」と強調する。

 7月の天皇杯3回戦の長崎戦(●1―6)で足を負傷。練習復帰した8月のトレーニング中に左腓腹(ひふく)筋を損傷し、再び離脱した。ふくらはぎの太さはチーム内でもトップクラスで「力さん(松橋監督)から“そのふくらはぎでも耐えきれなかったか”と言われました」と笑って振り返る。

 長くなったリハビリ期間を、以前から気になっていた体の改善に活用した。急性白血病を患った際、背中が丸まったような姿勢で過ごしてきた。知らず知らずのうちにその状態が当たり前になり、通常の生活では問題ないが、選手として復帰してから激しく呼吸をする時などに「違和感がずっとあった」という。

 そのため、姿勢や上半身の可動域を見直した。胸郭を開くストレッチをしたり、硬くなった胸筋をほぐしたりして「上半身を開くイメージ」のメニューに取り組むと、息の上がり方だけでなく瞬発力や、下半身の動きも向上した。「今までにない手応えを感じている。継続して積み上げられたら面白い」と進化を続けている最中だ。

 チームがリーグ戦4連敗から、守備の共通理解の統一を図って、ルヴァン杯準決勝で結果が出たことを踏まえ「何かを少し変えるだけで好転する部分がある」と改めて実感。だからこそルヴァン杯のタイトル獲得、リーグのJ1残留へ向け、公式戦のピッチに立ってプレーする以外にも役割はあると考える。「自分が出せる力をどんな状況でも出し続けたい」とチームへの貢献を誓った。 (西巻 賢介)

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