ルヴァン杯決勝は2日、東京・国立競技場で行われる。頂点を争う名古屋と新潟の両チームは1日に同会場で最終調整を行い、監督と主将が公式会見に臨んだ。
優勝トロフィーを前に笑顔で握手を交わした名古屋の長谷川健太監督(59)と新潟の松橋力蔵監督(56)は、日産自動車(現横浜)時代のチームメート。日本リーグで2年間共闘した。後輩の松橋監督は「健太さんは同じチームで同じ時間を過ごさせていただいた素晴らしい先輩。こういう機会に恵まれたことは本当に幸せ」と感慨を込めた。長谷川監督は新潟と対戦した昨季の試合後に「またカップ戦の決勝で」と“約束”したことを明かし、「コーチで経験を積んで、監督になって本当に素晴らしい仕事をしていると思う。明日は楽しみに試合を迎えたい」と実現を喜んだ。
今季のリーグ戦は1勝1敗。3月は新潟がホームで1―0で勝ち、9月はホームの名古屋が3―0で快勝した。長谷川監督が「3度目の対戦で勝敗をつける試合。スタイルとスタイルがぶつかるような試合になる」と言えば、松橋監督も「今あるものを全てぶつけたい」と真っ向勝負を見据えた。