「コンドーム使って」大相撲研修会珍指導

2008年12月27日 06:00

相撲

「コンドーム使って」大相撲研修会珍指導
性教育の話に思わず笑顔の(前列左から)白鵬、朝青龍ら
 日本相撲協会は26日、昨年からの一連の不祥事を受け、親方や力士、行司らの全協会員を東京・両国国技館に集めて「研修会」を実施した。武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)の発案によるもので、全協会員対象の研修会は98年8月以来10年ぶり。協会員945人のうち欠席は5人だけで、理事長は冒頭で「今、協会は大変危機を感じる状況。今後は1人1人の自覚が大切。犯罪を犯してはいけません」と訴えた。
 約2時間の研修会では特設の大型スクリーンを用い、土俵上の所作、礼儀作法、ドーピングなどの講義が行われた。その一方で、生活指導のコーナーでは「横断歩道は青信号になったら渡ってください」「電車の中で着替えをしないでください」など、子供に教えるような内容も。さらに、伊勢ノ海理事(元関脇・藤ノ川)からエイズに関する講義の要望があった「性感染症」についても取り上げられ、相撲診療所の吉田博之所長が「奥さん以外の人とする時はコンドームを使ってください」と“珍コメント”で注意を呼びかけた。異例の“性教育”講義は反響を呼び、横綱・朝青龍は「吉田先生の話は大変勉強になった」と意味深発言。新大関・日馬富士も「コンドーム使わなきゃ」と語り、笑いを誘った。
 今年1年で解雇6人、逮捕者5人を出した協会もこの日で仕事納め。武蔵川理事長は「協会全体でばん回していこうという意味では良かったと思う」と振り返った。

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