藍 10時間消耗戦で失速15位もチャージ手応え

2013年06月11日 06:00

ゴルフ

藍 10時間消耗戦で失速15位もチャージ手応え
最終ラウンド、6番でパーパットを外し、肩を落とす宮里藍
USLPGAツアー 全米女子プロ選手権最終日
(6月9日 米ニューヨーク州ピッツフォード ローカストヒルCC=6534ヤード、パー72)
 第3、最終ラウンドの計36ホールを行い、第3ラウンドで66をマークした宮里藍(27=サントリー)が通算イーブンパーで15位に入った。宮里美香(23=NTTぷらら)は22位、有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)は33位、上原彩子(29=モスフードサービス)は44位。世界ランク1位の朴仁妃(パク・イン・ビ、24=韓国)が通算5アンダーで並んだカトリオナ・マシュー(43=英国)とのプレーオフを制し、メジャー2連勝。女子メジャーは韓国勢の4連勝、アジア勢の9連勝となった。

 日本のエースが存在感を示した。60位で出た宮里は36ホールで5つスコアを伸ばし日本勢最高の15位に入り「長い一日で自分のゲームができた。イーブンパーにまで戻せて良かったという気持ちが強い」と胸を張った。

 第3ラウンドで底力を見せた。ティーショットでフェアウエーを外したのは2回だけ。パット数は驚異の22。7バーディーを奪い、このラウンドのベストスコア66をマークし9位に浮上。「うまくはまった」と笑った。

 約20分のインターバルを挟んで最終ラウンドへ突入。食事時間も十分取れないためサンドイッチ、ナッツ、フルーツで栄養補給した。しかし「終盤は下半身が動かなくなってきてショットのタイミングが合わない感じがあった」と言う。約10時間に及ぶ消耗戦で失速。10番でダブルボギーを叩くなど最終ラウンドは伸ばせず「正直悔しい。欲を言えばあと2つ伸ばしてトップ10に入りたかった」と本音も口にした。

 メジャータイトルにはまた手が届かなかったが、決勝ラウンドの追い上げには手応えもある。27日開幕のメジャー第3戦、全米女子オープンに向け「次も頑張りたい」と気持ちを切り替えた。
 
 ▼22位・宮里美香 最後のバック9はきつかった。正直足はパンパンな状況だったが、その中でいいプレーはできたと思う。初日の5オーバーが響いたが、ナイスカムバックはできた。

 ▼33位・有村智恵 最後の18ホールでたくさん打ってしまって悔いが残っている。たくさんの収穫と課題をもらえた。全米女子オープンまでにしっかり課題をクリアしたい。

 ▼44位・上原彩子 疲れはないけど、もう少し頑張りたかった。今の実力が7オーバーということ。星の数ほど課題が残ったので、次につなげていきたい。

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