偉業にも浮かれず…錦織「喜ぶ元気もなかった まだ4強の実感ない」
2014年09月04日 11:36
テニス
96年ぶりの偉業を達成した錦織は冷静に試合展開などを振り返り、浮かれた様子はなかった。
―勝った瞬間は。
「疲れていて、喜ぶ元気もなかった。まだ4強の実感はわかないが、四大大会で(世界ランキングの)トップ10を2人破ったのは評価できる」
―最終第5セットは。
「ブレークポイントをしのぐので精いっぱい。(第10ゲームは)腰を落としてリターンに集中した。最後にチャンスが来て、2本目で決められてうれしかった」
―相手のバックハンドをどう攻略したのか。
「バックのクロスのラリーには自信があったけど、相手は急に角度をつけたり、ストレートで来たりうまかった。最後はフォアの方にうまく揺さぶることができたし、打ち合いにも負けなかったので自信になる」
―8強から4強に進めた要因は。
「今回は諦めずに最後まで戦えたこと。出だしが悪い中でも自分で考えて調子を戻して、最後にギアを上げられた。疲れている中でも集中してできたことが、前回(2年前の全豪オープン準々決勝)はなかったことだった」(共同)
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