“真央不在”日本女子、14季ぶりGPファイナル出場ゼロ
2014年11月30日 05:30
フィギュアスケート
日本女子の伝統が途絶えた。フリーが行われ、宮原知子(16=関大高)が合計179・02点で3位、村上佳菜子(20=中京大)は173・09点で4位止まり。2週間前のロシア杯を制した本郷理華(18=愛知みずほ大瑞穂高)を含め、14季ぶりに日本勢がファイナル進出できなかった。浅田真央(24=中京大)が休養でエース不在の今季、厳しい現実が突きつけられた。
3位で表彰台を確保した宮原も、4位に終わった村上も表情がさえなかった。宮原は冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプが3―2回転に。「ジャンプを失敗して、凄くジャンプのことばかり考えてしまった」。村上は3番目のジャンプで跳んだ3回転ループが2回転に。今季から同じ種類の2回転は2度までというルールに変わり、3回転サルコー―2回転ループ―2回転ループが痛恨の0点となり「0点になってしまって一番、悔しい」と唇をかみしめた。
GPシリーズの上位6選手が争うファイナルは、シーズン前半の世界一決定戦。日本女子は13季連続で出場を続けてきたが、今季は誰も出場権を得られなかった。「ファイナルに出たいという一心でやって、結局駄目ですっごく悔しい」と村上。全日本ジュニア選手権を圧倒的な内容で制した樋口新葉(わかば、13=日本橋女学館中)ら若手有望株はいるが、浅田の休養、鈴木明子の引退でシニアの層の薄さが浮き彫りになった。浅田は来季以降の進退を表明しておらず、待望論が巻き起こるのは必至の情勢だ。
▼小林芳子日本スケート連盟フィギュア強化部長(女子について)新しいグループで戦いながら、一つ一つ階段を上がっていくしかない。
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