東京 森父子鷹で快勝発進、副将SH大地が流れ戻した
2014年12月28日 05:30
ラグビー
1回戦8試合が行われ、東京(東京第2)が北条(愛媛)を43―7で破り、2回戦に進出した。副将のSH森大地(3年)が両チーム最多の3トライを奪う活躍で勝利に貢献。父の森秀胤(ひでつぐ)監督(52)とともに初のベスト8入りを目指す。深谷(埼玉)は46―5で萩商工(山口)を下した。
【日程と結果】
頼れる副将が反撃を許さなかった。前半28分、東京はゴール前5メートルのラインアウトからモールで押し込み、最後はSH森がトライ。相手がトライを奪った4分後に嫌な流れを一蹴した。「最初は緊張でガチガチでした」と言うが、自身の3トライだけでなく先制トライも演出した。「相手の防御が横に広がっているのに、球を横に出していた。縦を使おう」とキックを使って局面を打開。これをCTB柴田が捕球して、そのままラックで攻め込み、9分の石川のトライにつなげた。
実は父の森監督は顔なじみの指導者がいる別の高校への進学を勧めたが、大地は「東京でラグビーをしたい」と反対を振り切った。学校の誰もが大地を“監督の息子”と認識しているが、「親子なので気になることも聞きやすい。やりにくさはない」という。3年生になると森監督は大地を副将に任命。「自分が動かないと後輩はついてこない」と雑用も積極的にこなした。頼れる副将に成長し、父は「責任感が出てきた」と目を細めた。
次戦は前回王者の東海大仰星(大阪)。指揮官は「40~50分は守備の時間になるかもしれないが、守備の練習を積んできた」と自信を見せる。悲願のベスト8入りへ。父子鷹の花園が幕を開けた。
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