桐生 余力残し準決へ、トラック相性最悪も「思い出作る」
2015年05月15日 05:30
陸上
男子100メートルで桐生祥秀(19=東洋大)は10秒33(無風)の予選5組1位、全体3位タイで15日の準決勝に駒を進めた。会場の日産スタジアムは中学時代から相性が悪いが、100メートル準決勝、その後の決勝で日本初の9秒台を狙う。また、アンカーを務めた400メートルリレーでも同日の決勝に進出した。
桐生が余力たっぷりに10秒33をマークした。200メートル、400メートルリレーにも出場する今大会。1本目の100メートル予選のテーマは明確だ。「予選は省エネ。終わって疲れもない」。約2時間半後のリレーではアンカーで激走だ。6~7番手争いでバトンを受けたが、猛追して3位浮上。「100メートルよりだいぶ疲れた」と苦笑いを浮かべたが、東洋大を決勝に導いた。
会場の日産スタジアムと桐生の相性は最悪だ。彦根南中時代、同会場で開催されたジュニア・オリンピック100メートルでは09年はインフルエンザ、10年は左太腿裏の故障でともに準決勝敗退。洛南高時代の12年は、日本選手権400メートルリレーで高校新記録をマークした滝川二に敗れた。「いい思い出がないんで、いい思い出をつくって帰りたい」と激走を誓う。
3月のテキサス・リレーで3・3メートルの追い風参考ながら9秒87をマークしたが、4月の織田記念国際は10秒40の2位に終わった。同大会を10秒37で制したケンブリッジ飛鳥(21=日大4年)も今大会に出場。「リベンジを考えて、この大会に来ている」。日本初の公認9秒台で連覇を達成すれば、日産は最高のトラックに変わる。
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