真央 技術面でも進歩の跡 着氷で足首ひねる悪癖消えた
2015年10月04日 08:56
フィギュアスケート
【岡崎真の目】これならブランクのデメリットよりメリットの方が大きかったのでは、と感じさせてくれる浅田の滑りだった。軽やかさとは異なる、しとやかさを感じさせるスケーティングは「蝶々夫人」で描かれる日本人女性そのもの。表現力は格段に向上したように思う。
技術的にも進歩が見て取れた。例えばジャンプ。以前は着氷時に足首をひねるような癖が目立ったが、それがあまり気にならなくなった。その足首の動きが目立つことは(1)回転不足が疑われやすい(2)着氷後の滑りに伸びを欠く、という弱点をはらんでいた。だが、今回は踏み切り時と着氷後のスピードがほとんど変わらず、GOE(出来栄え評価)による加点も受けやすいものになっていた。GPファイナルに初出場初優勝した少女期の絶好調時とは別で、大人の女性としての異なる「いい感覚」が宿り始めているのではないか。
もちろん3―3回転のジャンプなど、改善していく余地はある。だが、表現力や技術面のバージョンアップぶりを見ると、今後が本当に楽しみに思える。 (ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)
おすすめテーマ
2015年10月04日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
地元イングランド敗退決定 豪、ウェールズは8強
-
砂村光信氏が解説 キーワードは「低さ」 完璧だった日本のサモア対策
-
絵理香、単独首位浮上!師匠の助言で乗った!2年前の雪辱必ず
-
19歳明日架 最年少Vいける!1打差追走「獲るしかない」
-
長谷川「実力不足」強風に苦戦12位後退 アジアPアマ選手権
-
遼「楽しい 感動」ジワリ1差 大ギャラリーに燃えた攻めた
-
勇太、耐えて首位浮上 2勝目カギは「短気にならないこと」
-
20歳日比野ツアー初V!日本女子9人目 ランク100入り確実
-
連覇へ試練…錦織 初戦は難敵!ナダル&マリー撃破の18歳
-
内村 世界選6連覇へ気合「ライバルは自分自身。敵は跳馬」
-
真央 笑顔で「ただいまでーす」533日ぶり復帰戦で完璧3A
-
宇野 圧巻自己新!シニア本格参戦、いきなり世界王者撃破
-
真央「全て含めていい収穫」「もっといい“蝶々夫人”を…」
-
入江 筋力UPへ“デブエット”世界選惨敗、増量へ食事改善
-
エディーJ快挙!W杯初の大会2勝 主審“味方”にサモア圧倒
-
落選スカッシュ 再検討の要望書 東京五輪の追加種目選定
-
五郎丸がW杯日本通算最多45点 キックで16点!MOMの活躍
-
山田 雪辱トライ!完敗スコットランド戦は毒魚に刺され欠場
-
大野 最年長更新、37歳150日で出場 最多キャップも96に
-
畠山、低いタックルで突破許さず ミスも誘い「プラン実行」
-
日本、2勝も厳しい8強進出…南アがスコットランド破り奪首
-
エディーHC、米国との1次L最終戦に闘志「ベストの試合を」
-
サモア、日本に完敗…指揮官「日本の強さに驚きはない」
-
リーチ主将 勝利第一にPG選択「サモアが何をやってくるか…」
-
SO小野 T・ピシ封じた「判断の時間を与えないようにした」
-
五郎丸、再び得点ランキングトップ浮上も「まだまだ満足していない」