退任のエディーHC“白星締め”に満面の笑み「うれしい勝利」

2015年10月12日 06:12

ラグビー

退任のエディーHC“白星締め”に満面の笑み「うれしい勝利」
米国に勝利し、選手を称えるエディー・ジョーンズHC(AP)
ラグビーW杯イングランド大会 1次リーグB組 日本28―18米国
(10月11日 英国グロスター)
 W杯イングランド大会を最後に、11月1日付で退任する日本代表のエディー・ジョーンズHCは“最後の戦い”を終えて満面に笑みをたたえた。

 「とても満足しています。いいプレーをしました。うれしい勝利です」。

 1次リーグ最終戦で米国相手に快勝し今大会3勝目を挙げた。「アメリカは素晴らしい試合をしたと思う。次々に攻撃を仕掛けてきた。われわれは持っているものをすべて使わなければならなかった」と同HC。試合前に決勝トーナメント進出の可能性は消滅していたが、最後まで“ジャパンウエー”を貫いた。

 1次リーグ敗退も、初戦で南アフリカを破るなど歴史的な3勝を挙げ、大会に強烈なインパクトを残した。大会を通じて、日本への応援が増えたことを指揮官は肌で感じた。この日も「バスで(スタジアムに)入ってきたら、多くの人が赤や白のジャージを着ていた。素晴らしい応援だった」と感謝。

 自身は指揮から外れるものの、2019年の日本大会に向け「素晴らしいトーナメントになると思う」と言葉に力を込めた。

 日系人の母親を持つジョーンズHCは03年W杯で開催国オーストラリアの監督として母国を準優勝に導き、07年W杯は南アフリカのアドバイザーとして優勝に貢献。日本ではトップリーグのサントリー監督を経て12年春から日本代表を率いていた。

 日本代表での仕事を終えたジョーンズHCは、16年シーズンからラグビーの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」(SR)のストーマーズ(南アフリカ)の監督に就任することになっている。

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