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「KOBELCO CUP 2016」開幕 U―17近畿など決勝カップリーグに進出

2016年07月30日 17:56

ラグビー

 ラグビーの「KOBELCO CUP 2016」第12回全国高校合同チーム大会、第6回全国高校女子合同チーム大会(特別協賛・神戸製鋼グループ)が29日、長野県菅平高原サニアパークで開幕した。男子の高校1、2年の精鋭で編成したU―17、部員不足の学校のメンバーで編成したU―18が予選リーグを実施。U―17近畿代表はラグビー元日本代表フォワードを父に持つFB河瀬諒介(大阪・東海大仰星2年)の活躍で2連勝。連覇を狙うU―18近畿代表も2連勝でともに決勝カップリーグに進出した。
 力強い走りで何度もチャンスメークした。U―17近畿代表のFB河瀬が1メートル83、80キロのサイズを生かした突破で、その潜在能力の高さを見せつけた。「自信のあるプレーはキック(処理)からのカウンターです。コンタクトプレーも好きなので」。50メートル6秒の快足も生かし、抜く、当たると何でもありだ。それもそのはず。父・泰治氏(57、摂南大監督)は豪快な縦突破を得意とし、ラグビー元日本代表フォワードとして活躍した“サラブレッド”なのだ。

 この日の予選リーグ初戦(北信越代表)では、カウンターからの突破でロングパスを通し先制トライをアシスト。第2戦(東海代表)では同点からコンバージョンゴールを決め勝利に導いた。それでも「タックルをはずされたこともあったので、そこをしっかりしたい」と反省も忘れない。

 今季から東海大仰星のFBとしてレギュラーを獲得。「(選抜チームでは)ラグビーに対して色々な考えが聞けるので楽しい。それを今後に生かして生きたい。目標は父ですね」。ポジションは違うが、同じ日の丸を背負い戦うことを思い描いている。(幡 篤志)

 <U―18東北>厳しい現実だ。昨年、全国大会宮城県予選でベスト4入りした気仙沼向洋から5人がメンバー入りした。昨年は部員数20人で、単独チームで試合に臨めたが、今年は11人でこのままでは不可能。春の新人戦は石巻、宮城水産の3チーム合同で出場した。第2戦(北海道代表)で先制トライし勝利に導いたロック小野寺は「大会に初めて参加できて楽しいのですが、秋までには何とかメンバーを集めて(単独で)試合できるようにしたい」と厳しい表情を浮かべた。大会後は練習と勧誘の日々が始まる。

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