松山 14番で痛恨トリプルボギーも粘った V圏内3打差5位
2016年09月26日 05:30
ゴルフ
3位から出た松山英樹(24=LEXUS)は6バーディー、1ボギー、1トリプルボギーの68で回り、通算5アンダーの205で首位と3打差の5位と、逆転可能な位置で最終日を迎えることになった。ダスティン・ジョンソン(32)とケビン・チャペル(30=ともに米国)が通算8アンダーで首位に並んだ。今大会は出場30人、予選落ちなしで争われ、積算ポイントによるシーズン総合王者が決まる。前戦までのポイントはD・ジョンソンが1位で松山は17位。
粘りのプレーで好位置をキープした。松山は順位こそ下げたものの首位と3打差に踏みとどまり「よく取り戻せた。パットに助けられた」と充実感を漂わせた。
14番パー4でトラブルに見舞われた。フェアウエーから4Iでグリーンを狙った第2打が大きく右に曲がってギャラリースタンドの屋根を直撃。ボールが屋根の上に残っていたため無罰でラフにドロップしたが、第3打は「トップしてしまった」と大きくグリーンをオーバー。5オン2パットで痛恨のトリプルボギーを叩いた。だが、松山はこれで終わらない。15番では9メートルのバーディーパットをねじ込んでガッツポーズ。「あれは大きかった」と勢いに乗り17、18番のバーディーへとつなげた。
最終日は3打差を追ってスタートする。「このショットじゃしんどい」とは認めつつも、「パットが入ればチャンスはあるのかな。粘り強くできたら」と諦めてはいない。不調でも、追い込まれても、粘ることの大切さを改めて確認し、シーズンを締めくくる逆転勝利を目指す。
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