亡き友悼む 大八木氏「平尾と出会ってなければ…」

2016年10月20日 22:05

ラグビー

亡き友悼む 大八木氏「平尾と出会ってなければ…」
沈痛な表情で平尾氏の思い出を語る大八木・芦屋学園理事長 Photo By スポニチ
 「ラグビー観が二つか三つ進んでいた」。死去した平尾誠二さんと高校、大学、社会人とともにプレーした学校法人芦屋学園(兵庫県芦屋市)の理事長大八木淳史氏(55)が20日、同市で記者会見し、「日本のラグビー界にとって損失だ」と亡き友を悼んだ。
 日本代表を率いた平尾さんが多くの外国人選手を起用したことに触れ「批判は多かったが、ラグビーが好きで集まったら、同じチームという考えだった」と振り返った。

 「今では外国人が桜のジャージーを着て戦っても、違和感はない。ようやく日本のラグビーも平尾に追いついてきた」とたたえた。

 大八木氏が高校1年のころ、中学3年の平尾さんのチームと試合をしたのが最初の出会いだった。詳しい病状は知らされていなかったが、2人の関係は「いつもそこにおった。兄弟や家族という言葉では言い表せない」という。「平尾と出会ってなければ、僕もラグビーでここまで来たとは思えない」と話した。

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