松山、ハマの番長エールに応えた首位発進 世界7位の貫禄65
2016年11月11日 05:30
ゴルフ
第1R成績】
さすがの貫禄だ。松山は「要所、要所でバーディーチャンスにつけることができた」と65をマークし、初日としては日本ツアーでは初めてリーダーボードのてっぺんに座ったまま終えた。
スタート前には今季限りでの引退を発表した元プロ野球横浜の三浦大輔さんから激励を受けた。ハマの番長も熱い視線を送る中、迎えた出だしの10番パー4。いきなりギャラリーの度肝を抜いた。ピンまで153ヤードの第2打を9Iでピンの根元10センチにピタリとつけるスーパーショットを披露し、“お先にバーディー”で幸先良く滑りだした。続く11番パー5では1Wで293ヤードを飛ばし、残り241ヤードを4Iで右手前5メートルに2オン。イーグルパットはカップをそれたがきっちり連続バーディーを奪った。
思い出の場所では再びイーグルだ。18番パー5は東北福祉大2年だった11年大会の最終日に右ラフからの第2打を50センチにつけて史上3人目のアマ優勝を決めたホール。この日は1Wでフェアウエーを捉えると、残り227ヤードを4Iで右3・5メートルに2オン。イーグルパットを丁寧に流し込んだ。
ボギーは1つだけ。はたから見れば圧巻のゴルフだが、実は最後までプレーは手探り状態だったという。「ショットは特別良いとは思わない。最後まで風で飛んでいるのか日が出て暖かくなったことで(体が動いて)飛んでいるのか、感覚がつかめないままプレーしていた」。パーオン率は77・78%で13位、フェアウエーキープ率は64・29%で25位。マレーシア、上海と気候がまるで異なる場所から転戦しているが、本調子でない中、環境への対応力を示した。
同組の2人もお手上げだ。東北福祉大の先輩、谷原が「調子が良さそうには見えないのに伸ばして素晴らしい」と脱帽すれば、開幕前に松山と練習ラウンドをした後輩の比嘉も「練習の時より一打一打に対する集中力が凄い」とうなった。
前日のプロアマ戦に引き続き、ラウンド中には時折首を気にするそぶりも見せたが、スタート前にトレーナーのケアを受けるなどして「良くなっている」と語った。11日の第2ラウンドは雨の予報だが、「1つでもスコアを伸ばすとギャラリーの方が喜んでくれると思う。たくさんバーディーを取りたい」。トップランカーは悪条件にも屈しない。
▼松山の日本ツアーでの初日首位発進は今回が初めて。初日における最高位は13年日本プロゴルフ選手権、日本ゴルフツアー選手権、フジサンケイ・クラシックの2位だった。なお、米ツアーでの首位発進は4度あり、優勝につなげたのは今年2月のフェニックス・オープン。2日目は4位に下げたが、3日目に2位に浮上し、最終日はリッキー・ファウラー(米国)とのプレーオフを制した。
【男子ゴルフ 三井住友VISA太平洋マスターズ第1日 ( 2016年11月10日 静岡県御殿場市 太平洋C御殿場C=7246ヤード、パー72 )】
これが世界7位の力だ。2週前の世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズを制したばかりの松山英樹(24=LEXUS)が凱旋試合で1イーグル、6バーディー、1ボギーの65をマーク。7アンダーで首位発進を決めた。好スタートを生かし、11年以来の大会2勝目を狙う。1打差の2位には宮本勝昌(44=ハートンホテル)がつけた。 【スタート前には今季限りでの引退を発表した元プロ野球横浜の三浦大輔さんから激励を受けた。ハマの番長も熱い視線を送る中、迎えた出だしの10番パー4。いきなりギャラリーの度肝を抜いた。ピンまで153ヤードの第2打を9Iでピンの根元10センチにピタリとつけるスーパーショットを披露し、“お先にバーディー”で幸先良く滑りだした。続く11番パー5では1Wで293ヤードを飛ばし、残り241ヤードを4Iで右手前5メートルに2オン。イーグルパットはカップをそれたがきっちり連続バーディーを奪った。
思い出の場所では再びイーグルだ。18番パー5は東北福祉大2年だった11年大会の最終日に右ラフからの第2打を50センチにつけて史上3人目のアマ優勝を決めたホール。この日は1Wでフェアウエーを捉えると、残り227ヤードを4Iで右3・5メートルに2オン。イーグルパットを丁寧に流し込んだ。
ボギーは1つだけ。はたから見れば圧巻のゴルフだが、実は最後までプレーは手探り状態だったという。「ショットは特別良いとは思わない。最後まで風で飛んでいるのか日が出て暖かくなったことで(体が動いて)飛んでいるのか、感覚がつかめないままプレーしていた」。パーオン率は77・78%で13位、フェアウエーキープ率は64・29%で25位。マレーシア、上海と気候がまるで異なる場所から転戦しているが、本調子でない中、環境への対応力を示した。
同組の2人もお手上げだ。東北福祉大の先輩、谷原が「調子が良さそうには見えないのに伸ばして素晴らしい」と脱帽すれば、開幕前に松山と練習ラウンドをした後輩の比嘉も「練習の時より一打一打に対する集中力が凄い」とうなった。
前日のプロアマ戦に引き続き、ラウンド中には時折首を気にするそぶりも見せたが、スタート前にトレーナーのケアを受けるなどして「良くなっている」と語った。11日の第2ラウンドは雨の予報だが、「1つでもスコアを伸ばすとギャラリーの方が喜んでくれると思う。たくさんバーディーを取りたい」。トップランカーは悪条件にも屈しない。
▼松山の日本ツアーでの初日首位発進は今回が初めて。初日における最高位は13年日本プロゴルフ選手権、日本ゴルフツアー選手権、フジサンケイ・クラシックの2位だった。なお、米ツアーでの首位発進は4度あり、優勝につなげたのは今年2月のフェニックス・オープン。2日目は4位に下げたが、3日目に2位に浮上し、最終日はリッキー・ファウラー(米国)とのプレーオフを制した。
おすすめテーマ
2016年11月11日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
全米プロ選手権 2020年は5月開催の可能性 東京五輪が影響
-
中垣内氏、人身事故に猛省、謝罪「進退については全く考えられない」
-
豪栄道、綱取りへ初日は栃煌戦 白鵬は隠岐の海と
-
宮里藍9位、横峯は24位 ロレーナ・オチョア招待
-
イシンバエワさん、資格停止中のロ陸連会長選に立候補 組織再建へ意欲
-
石川遼、6打差36位発進「アプローチは全部思ったところにいった」
-
真央、トリプルアクセル回避を改めて明言「今回は間に合わない」
-
松山、ハマの番長エールに応えた首位発進 世界7位の貫禄65
-
宮本 地元で「満点」66 ピタリ1差2位も…松山にファン目線!?
-
プロアマ戦優勝のベテラン細川 作戦奏功68 3打差5位発進
-
勇太「苦手なコース」も3アンダー11位スタート 納得の69
-
遼 体調不安なし 前戦予選落ちも「こつこつ」W杯前最後の大会へ
-
藍&さくら 賞金ランク上昇狙う ロレーナ・オチョア招待10日開幕
-
奈紗 ほろ苦プロアマ戦デビューに 同組・樋口相談役「これから」
-
白鵬 復活へ“懇願”「お願いします。出させてください」
-
豪栄道 健康管理も調整もマイペース守る 立ち合い確認「先手取る」
-
日馬富士 熱で朝稽古休みも 初日までには「気合で治す」
-
高安 手本はパッキャオ 兄弟子の稀勢の里は「休養」
-
立ち合い時の「手つき」厳格化へ 審判部から師匠に直接注意
-
石黒修氏死去 戦後日本初のプロテニス選手 俳優・石黒賢の父
-
真央 6年ぶりのパリだけど…3回転半も外出も「封印」
-
無良 パリに気合 前回イメージ払しょくへ「凄い重要」
-
内村 アマ最終戦欠場に「申し訳ない」チームにはサポート面で貢献
-
白井 H難度の「シライ3」解禁 連覇に向かって「攻める勇気」
-
杉原 構成力磨きレベルアップ「明るく元気に頑張りたい」
-
セブンズ新体制 HCにカラウナ氏 リオ率いた瀬川氏は無念退任
-
15人制は先発6人入れ替え 欧州遠征第1戦12日VSジョージア
-
サニブラウン、フロリダ大学へ進学 将来の夢はスポーツマネジメント
-
塚原 今季限り引退 日本選手権3連覇、北京五輪リレーで銅
-
中垣内氏の人身事故、協会が謝罪 リーグ戦同行なし 次回も未定
-
羽根田“反トランプ流”「自分の実力に見合った発言で」