奈紗17歳プロデビュー「緊張した」も初バーディーがチップイン
2016年11月12日 05:30
ゴルフ
「スタートは緊張したし、寒かったのでいつも以上にジャンプした。(第1打は)結構飛んだ。ど真ん中でとりあえずホッとした」。推定飛距離270ヤードのビッグドライブで緊張が解けた。
4番パー4では第2打をダフったものの、残り20ヤードのフェアウエーから54度のウエッジで放り込むチップインでプロ初バーディー。「ライン、高さは良かったけど、ちょっと強く入った。入れにいったわけではないけど」。思わず万歳して喜んだ。
9番で第2打をグリーン右の池に入れてダブルボギーとしたが、11番で4メートル、13番で1・5メートルに付けて1アンダーに戻し「目標はパープレーだったので(ラウンドの)途中だけど良かった」と安どしたように笑った。
前日はショットが右に出る傾向があった。「アドレスで力が入り右手が突っ張って(クラブを)上から握っていたので少し下から持つようにした」とグリップを修正。パー3以外の11ホール中10ホールでフェアウエーを捉えたティーショットが好スコアを支えた。3番で水たまりのできたバンカーから50センチに寄せるなどアプローチも光った。同組の鈴木は「常に落ち着いているし全体的にうまかった」と称えた。
10月2日に日本女子オープンを制し同10日にプロ転向。その後は取材、表彰などが続き特にパットの練習量が不足しているという。8番、12番で1メートル強の好機を逃し「自己採点は70点。マイナス30点は8番、12番とかパットを決め切れなかったから」と反省していた。
それでも首位に3打差の暫定11位は目標の予選通過どころか優勝も狙える。ラウンド中「畑岡プロ」と声を掛けられ「プロなんだなあと思った」と初々しい17歳だが、堂々たるプロ初ラウンドだった。
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