奈紗　母から“独り立ち”米ツアー参戦　豪キャディーとＧО！

2016年12月10日 08:40

ゴルフ

奈紗　母から“独り立ち”米ツアー参戦　豪キャディーとＧО！ — 独り立ちして米ツアーに参戦する畑岡 Photo By スポニチ

　夢の米ツアーに挑戦する１７歳が“独り立ち”を決意した。米女子ゴルフツアーの最終予選会で来季の出場権を獲得した畑岡奈紗（フリー）が９日、オーストラリア人のプロキャディーと契約する意思を明かした。これまで出場した日本ツアー６試合すべて母・博美さんがキャディーを務めたが、「オーストラリア人のキャディーさんを知っている。その方にお願いできればと思っている」とプランを明かした。

　白羽の矢を立てたのはアンドリュー・シューディン氏。ツアー通算３勝のミンジー・リー（オーストラリア）が８月のリオデジャネイロ五輪で起用したキャディーだ。米ツアー予選会で畑岡のバッグを担いだ日本ゴルフ協会（ＪＧＡ）ナショナルチームのガース・ジョーンズ氏もオーストラリア出身でシューディン氏とは旧知の仲。「ジョーンズ・コーチが“彼なら信頼できる”と話していた」というのが最大の決め手となったようだ。まだ正式契約には至っていないが、「英語を覚えるという意味でも、できればお願いしたい」と気持ちは固まっている。

　来年はホテル暮らしでツアーを転戦するプランだが、１８年以降に米国に拠点を構える考えも明かした。「ゴルフをするという環境を考えるとフロリダがいいのかな」。年中温暖で、ゴルフ場が多く練習環境が整うフロリダには松山英樹や宮里美香ら日本人選手も拠点を置いており、「それも決め手になった。（２人に）お話を聞いてみたい」と目を輝かせた。

　米女子ツアーには開幕戦のピュアシルク・バハマ・クラシック（１月２６日開幕、バハマ）から参戦予定。「来年はとても大事なシーズンになる。１勝と賞金ランキング８０位以内に入って１８年のシード権を獲ることが目標」と力強く言い切った。