藍、あふれた涙…“国内最終戦”「一生の思い出に残る一週間」
2017年06月12日 05:30
ゴルフ
「朝から感情的になってウオームアップも手に付かなかった。最後だという実感が少しずつ出てきた。最後のパーパットを集中して打ち切った後は(気持ちを)セーブする必要ないと思い解放したら感情的になった」。インタビューでアナウンサーが泣き声になると「ずるいー。我慢してたのに」と言って大粒の涙をこぼした。表彰式後には異例となる引退のあいさつを行い「一生の思い出に残る一週間だった」と言って声を詰まらせた。
宮里らしいファイナルラウンドだった。10番では花道から25ヤードのアプローチを58度のウエッジでチップインバーディー。12番パー5ではグリーン右バンカーからの第4打を放り込んだ。「応援してくれた方のパワーで入ってくれた」と見えない力を感じていた。
今後についてはこう話した。「頑張って9月までというのが大きな目標。メジャーを戦い抜きたいところ(気持ち)が自分を支えている。気が抜けてしまうと日本ツアーに出ても内容のないものになる。だからエビアンが終わってみないと自分の気持ちは分からない」。気力が続くのは9月14日開幕のメジャー最終戦エビアン選手権が限界という考えだ。
コーチの父・優さん(71)も今後国内ツアーに出場する可能性について「厳しいと思う。本人はお世話になったサントリーさんへの恩返しのつもりでここを設定した。気持ちを立て直してもう一回(出場)とはならないと思う」と話した。
12日には渡米し、23日開幕のアーカンソー選手権(アーカンソー州)から米ツアーに参戦。米ツアー10勝目、そして子供の頃からの夢、メジャー初制覇を目指す。「2試合くらいで全英(リコー女子オープン)出場権を決めなければいけないので感情的になっている余裕はない。それも自分にとって新しいチャレンジだと思うので楽しんでやりたい」。泣き顔に晴れやかな笑みが広がった。
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