松山 悲願初メジャーへ3差15位発進、初日最多6バーディー
2017年08月12日 05:30
ゴルフ
先週に引き続きマレット型パターを投入した。前日までの練習では、マレット型とピン型両方を試した。「ギリギリまで迷っていた」が選択は吉と出た。
まずは10番、出だしのバーディーだ。カップまで15メートル。「寄せに行ったら入った。目が覚めた」。朝一番の大歓声にスイッチが入った。続く11番もバーディー。その後はスコアを1つ落として後半のアウトに向かうと、3番からはまさかの3連続ボギー。「流れが悪くなればボギーを打つし、良くなればバーディーが取れる」と集中力は切らさなかった。
圧巻は残り3ホール。優勝した先週最終日と同じバーディーショーだ。7番パー5は花道からの第3打がカップをかすめて1メートルに寄せてバーディー。8番では4メートルを沈めた。仕上げは9番。進藤キャディーにラインを尋ねると松山と真逆のラインを示したが、頼れる相棒の助言を信じて一振り。長く難解な15メートルのスネークラインを沈め「(進藤)大典さんサマサマ」と助言に感謝した。
何度かカップに蹴られる不運もあったが、6バーディーはメジャーでは初日自己最多。この日の出場選手中でも最多で優勝候補筆頭の前評判にたがわぬ地力を示した。本人は「朝の練習も良くなかった」とショットの精度に不満を漏らすが、それでも、首位とは3打差。背中は射程に捉える。「(明日のことは)寝てから考えます」。残り54ホール、悲願のメジャー制覇へ気負いはない。
【松山記録メモ】
メジャー第1ラウンドの6バーディーは自己最多。これまでの最多は13年全英オープン、14年全英オープン、15年全米プロ選手権の5バーディー。
メジャー第1ラウンド終了時の首位と3打差は、14年全英オープン(10位)と17年全英オープン(12位)に並び自己最少ストローク差の好発進。
メジャー第1ラウンドのスタートホールから連続バーディーをマークしたのは自身初。また上がり3連続バーディーは全ラウンドを通じてメジャーでは自身初。
おすすめテーマ
2017年08月12日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
松山 バーディーラッシュ、通算8アンダーで暫定首位!
-
惨敗した日本の女子マラソン それでもあえて希望を見いだせば
-
比嘉が首位、勝は15位 NEC軽井沢72第1R
-
【高野進の目】サニブラウン 別格のポテンシャル 進化すれば彼の時代来る
-
高梨2位「ばらつきがひどい」 伊藤は3位 女子GP開幕戦
-
【内藤雄士の目】上々スタートの松山 マレット型パターが奏功
-
サニブラウン 伸びしろ感じた世界7位 20年東京で金へ!
-
サニブラウン、リレー回避へ 伊東強化委員長「無理させない」
-
日本 米英と同組 男子400リレー予選組み合わせ発表
-
伏兵グリエフ トルコ史上初の金「世界一になるのが夢だった」
-
木村 女子100障害で日本勢初の準決勝進出 僅差滑り込み
-
鈴木 2年前の雪辱ならず「力不足」、マラソン転向明言避ける
-
鍋島 美しき敗者、予選落ちも今大会日本勢初の自己新マーク
-
新井 自己記録及ばず予選敗退、さばさば「何もできなかった」
-
110障害準決進出の増野帰国 サニブラウンが刺激、決意新た
-
松山 悲願初メジャーへ3差15位発進、初日最多6バーディー
-
勇太 好機決められず1オーバー「イーブンにまとめたかった」
-
谷原 クラブ選び苦戦「ジャッジ難しい」もイーグルで見せ場
-
小平 いきなりチップインバーディー、粘ってイーブンに手応え
-
谷原 第2日バーディー発進も失速 勇太、小平ともに伸ばせず
-
みなみ2アンダー、比菜は2オーバー発進 明暗分けたプロ初陣
-
比嘉 単独首位スタート「気負わず、力まず」で8バーディー
-
アン・シネ 爽やか青白スタイル、52位タイに「長く感じた」
-
山田 池ポチャ5度で大叩き、1ホール歴代ワースト「15」
-
新婚大也 初の夫婦共闘に「結果が全て」、メダル量産に意欲
-
萩野 初主将に「不思議」、おみくじでは凶「待ち人、来ず」
-
香生子 ユニバで復活期す「もう一度、納得いくレースしたい」
-
日本フェンシング協会 太田氏が新会長に 五輪2大会で銀
-
パナ、SRハイランダーズに勝利 開幕に弾み プレシーズン戦
-
一二三の妹、阿部詩が初優勝 高校総体柔道女子52キロ級
-
全日本ポーカー東京予選3日目 カジノアイドル村田玲奈も決勝Rへ