19歳金谷2位浮上 松山の後輩が最年少&90年ぶりアマVへ
2017年10月15日 05:30
ゴルフ
勢いに乗ったのが7番パー5だ。第1打で300ヤード以上飛ばし、8メートルに2オンした。これを沈めイーグルを奪うと、9番からは4連続バーディー。バーディーパットの最長が10番の4メートルというほど、アイアンでチャンスを量産した。
パットが得意だった細身の高校生が姿を変えた。今春、トレーニング施設が充実している東北福祉大に入学。当たり前のように体を鍛える先輩たちを見習い、週4日、ジムにこもるのが日常となった。4月には大学の先輩でもある松山英樹と練習ラウンドをする機会があり、1Wでは40ヤード以上も引き離されたという。「アイアンも凄いけれど、やっぱり1Wが凄い」と圧倒された。自然とトレーニングも熱を帯び、体重は2年前より7キロ増え67キロに、飛距離は10ヤードアップの280ヤードになった。
史上最年少で15年日本アマチュアを制し、同年に行われた日本オープンでは予選ラウンドを2位で突破、最終的には11位に入った。「あの時は技術もまだまだな状態でたまたま。ちょっとはうまくなったと思う」。大会史上最年少優勝と90年ぶりのアマチュア優勝の懸かる最終日は池田との最終組。畑岡奈紗、勝みなみと同学年の黄金世代が偉業に挑戦する。
≪2人目アマ&史上最年少 W快挙なるか≫金谷が逆転すると19歳4カ月22日での優勝となり、1928年の浅見緑蔵の19歳9カ月7日を更新、大会史上最年少優勝となる。日本オープンをアマチュアで制したのは1927年の赤星六郎のみ。金谷が優勝すれば史上2人目。
◆金谷拓実(かなや・たくみ)1998年(平10)5月23日、広島県出身の19歳。5歳からゴルフを始め、広島国際学院高2年時の15年日本アマで最年少優勝。同年の日本オープンでは11位でベストアマチュアを獲得。昨年の男子ツアー最終予選会を受験も上位で突破できなかったため、プロ転向を断念、東北福祉大に進学。1メートル70、62キロ。
おすすめテーマ
2017年10月15日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
中大 2年生主将で復活!2年ぶりに箱根駅伝予選会を突破
-
東京国際大、30歳1年生で2年ぶり箱根切符 渡辺「若いやつに負けられない」
-
帝京大リベンジの1位通過 日本人トップ畔上「仕事しました」
-
山梨学院大、ニャイロで32年連続 上田監督安ど「いいペースで走ってくれた」
-
日大 留学生ワンブィ低調、1分31秒差で予選落ち
-
明大10年連続ならず 不運重なり…西駅伝監督「泣きっ面に蜂」
-
東大・近藤 関東学連チームで悲願の本戦初出場確実「楽しみ」
-
19歳金谷2位浮上 松山の後輩が最年少&90年ぶりアマVへ
-
池田、5差独走 AON超え日本オープン最年少2勝に王手
-
小平 1Wにヒビ、急きょ新調も…ショットの安定欠き首位と5差
-
史香 誕生日ウィークVへ 首位に4差「後ろからプレッシャーかけたい」
-
鈴木愛 3位後退 賞金女王に向け「しっかりスコア伸ばしたい」
-
TOTOジャパンクラシック切符当落線上 三ケ島“自力獲得”狙う
-
松山 バーディーラッシュ63 猛追で15アンダー4位浮上
-
上原 第3日終え33位変わらず 野村は37位、高真栄が首位
-
白鵬 秋巡業に復帰 年間最多勝と出場3連覇に意欲
-
神鋼“ダブルショック” 本業不祥事に加え…パナに過去最大差で15連敗
-
早大 筑波大に快勝 加藤主将2トライも「帝京大相手には厳しい」
-
SGホールディングス、決勝T進出へ痛恨の逆転負け
-
奥原 右膝故障明けで棄権の可能性示唆「無理しない」 17日開幕デンマークOP
-
室伏SD 水質問題への理解求める「安心、安全に競技を」 トライアスロン日本選手権
-
千葉、逆転で栃木下し4勝目 三河は富山に競り勝つ Bリーグ第3節
-
美帆 非公認ながら好タイムマーク スピードスケートタイムトライアル
-
日本初のフェス型サイクルイベント 競輪と自転車競技の”二刀流”新田らがアピール