松山 安倍氏&トランプ氏同時ラウンド「思い出に刻みたい」
2017年10月26日 05:30
ゴルフ
今大会を終えると試合よりも緊張するイベントが待っている。11月5日に東京五輪ゴルフ会場の埼玉・霞ケ関CCで安倍首相、トランプ米大統領の両首脳とラウンドする。
「余計なことをしゃべらないように気を付けたい。機嫌を悪くしないように、そっとしておきたい」と冗談めかしてから「トランプさんとだけ、安倍さんとだけなら(今後)あるかもしれないけど、2人同時にというのは一生に一度あるかないかだと思う。楽しく、思い出に刻みたい」と感想を語った。打診を受けて戸惑いもあった。「どうしよう、俺なんかが大丈夫かなというのはあったけど、断ることはできないですよね」と苦笑した。
トランプ氏は世界中にゴルフ場を所有しており、ゴルフの腕前もハンデ2・8を持つとされる上級者。松山は「負けないように頑張ります。試合よりプレッシャーがかかる」と困惑気味に話した。
重要な任務に気持ち良く臨むためにも今大会の結果は重要。初日と2日目は世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)、同5位のジョン・ラーム(スペイン)と同組。「1年前のことはもう忘れた」と素っ気ないが、2位に7打差をつけて圧勝した昨年の再現を狙ってティーオフする。
▽昨年大会VTR 松山は2位に3打差の首位で最終日に臨み6バーディー、ボギーなしの66で回り2位のステンソン、バーガーに7打差をつけて圧勝。アジア勢で初めて世界選手権シリーズを制した。米ツアー3勝目は丸山茂樹と並ぶ日本男子最多。大会最多の29バーディーを奪い4日間ともスコアは60台。大会後の世界ランキングで自己最高の6位に浮上した。