宇野 異次元の姿で羽生超え 5戦連続大台突破301.10点
2017年10月30日 05:30
フィギュアスケート
「翌日にフリーを控えるショートと違い、今日は翌日に試合がない。全力で、ここで死ぬつもりで頑張って耐えようという気でいました」
ジャンプでは3度、バランスを崩した。4回転トーループは転倒しそうになった。しかし、基礎点が1・1倍になる後半の3本の連続ジャンプはきっちり決め、今大会最大のテーマをクリアした。
フリーだけで争った今月7日のジャパン・オープンは連続ジャンプを一つも成功できなかった。その反省から「きつい中で失敗しても絶対に付ける、どんな状態でもという思いだった」と断固たる決意で挑んだ今大会。ラストは「全然、足が動かなかった。ジャンプはもうないんだから走れと、自分に言っていた」と乗り切って、2位に約40点差を付ける圧勝を飾った。
3月のプランタン杯から続く合計300点超えが5試合連続に伸びた。大台突破は世界でわずか5人しかおらず、5試合も続けた選手は宇野しかいない。安定感は、羽生をしのぐ。
「点数は、自分がどれだけできたかが分かるもの。300点をコンスタントに出せるようになったのは、去年からの成長の表れだと思う」
その羽生も300点超えの回数は5度。平昌がピョンチャン「五輪の優勝争いのレベルは、日本男子の誇る二枚看板にかかっていると言っても過言ではない。
▽フィギュアスケート男子の300点超え 達成をしているのは、宇野を含めて5人。羽生、フェルナンデス(スペイン)が3度、チェン(米国)と金がキン「博がハク「洋がヨウ「(中国)がそれぞれ1度ずつ。2試合連続以上は羽生と宇野しかおらず、回数も羽生と宇野の5度が最高。ただし、羽生は2試合連続が最高で、5試合連続の宇野は群を抜いている。ちなみに、世界最高得点は羽生の330・43点で、宇野の自己ベストは319・84点。
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