貴乃花親方、異例の提訴検討 14日協会聴取で「第三者立てる」

2017年11月19日 06:30

相撲

貴乃花親方、異例の提訴検討 14日協会聴取で「第三者立てる」
福岡国際センターに到着した貴乃花親方 Photo By スポニチ
 貴乃花親方(45=元横綱)が日馬富士の暴行問題に関し、横綱側と第三者(弁護士)を立てて話し合う可能性を示唆していることが分かった。18日、春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)が「第三者を立てなきゃいけないようになるかも、というようなことを言っていた」と明らかにした。
 貴乃花親方は14日に日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)と日本相撲協会の事情聴取に対応。その席で警察への被害届を取り下げないことを伝えている。同席していた春日野広報部長は、その際に出た発言だとしている。

 横綱から暴行を受けた貴ノ岩は当初、貴乃花親方に階段で転んだと報告していたとされる。事態を重く見た貴乃花親方は、真相究明を警察の捜査に委ねることを決断。民事訴訟など法的手段を取る可能性に言及したのも、そのことが背景にあると思われる。提訴すれば、元横綱の現職理事が現役横綱を訴える異例の事態。周辺には「(警察の捜査に任せているので)自分からは何も話せない」と伝えており、この日も沈黙したまま帰りの車に乗り込んだ。

 春日野部長は、14日の聴取で同席した伊勢ケ浜親方が貴乃花親方に対し、「悪かった。ただ他の力士もいるから、場所後にしてもらえないか」と謝罪し、被害届の取り下げを要望したことも明かした。

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