“進撃のメイジ”手応えと課題の準V 届かなかった1点の壁
2018年01月08日 05:30
ラグビー
伝統のFWに加え、バックス陣も力を発揮する、今年度のスローガン「NEWメイジ」を印象づけたのはCTB梶村の先制トライだった。前半7分、相手パスをインターセプトするとそのまま約60メートルを激走。「狙っていたわけではなかったが、流れを持ってこられた」と王者をぐらつかせた。
しかし、SO堀米がPG1本、トライ後のゴール2本を失敗。結果的に9連覇の王者と19季ぶりに決勝を戦った挑戦者とを分けたのはゴール1本の差だった。
メイジの快進撃はエディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチ(HC)がサントリー監督時代に選手として1年間過ごした田中澄憲氏がHCに就任したことから始まった。以前のセットプレーでは動き方が決まっていたが、今年度から1フェーズ目しか決まりごとをつくらないことで、選手がラグビーを積極的に勉強するようになった。選手寮の食堂にあるテレビでは海外のトップレベルの試合を流し続け、選手のラグビー偏差値向上に一役買っていた。
1996年5月に名将の北島忠治監督が死去し、そのシーズンの優勝以降遠ざかっていた大学日本一に、あと一歩届かなかったが、丹羽政彦監督は「常に明治が決勝に出てこられるように強化したい。帝京の10連覇を阻止するチームになりたい」と自信を深めた。古川主将は「OBから19年分の思いが詰まった応援をしてもらいうれしかった」と悔しさとともに充実感を漂わせていた。
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