【玉ノ井親方 視点】稀勢深刻…休む勇気も必要 復帰は5月目指した方が

2018年01月19日 07:10

相撲

【玉ノ井親方 視点】稀勢深刻…休む勇気も必要 復帰は5月目指した方が
初場所5日目、嘉風(右)に押し倒しで敗れる稀勢の里 Photo By スポニチ
 【大相撲初場所5日目 ( 2018年1月18日    東京・両国国技館 )】 白鵬は嘉風戦で足がそろった時に親指が中に入ってケガをしたようだ。連覇を狙っていたと思うが、自分の相撲を取り切れないのであれば休場も仕方がない。
 白鵬に比べると稀勢の里はちょっと深刻。攻めてはいたが、左を使い切れていない。足も出ていないし、左からの突き落としも脇が空いていて効き目がなかった。酷な言い方になるけど、この日の内容ではこのまま出続けても勝てないだろう。出るのであれば、もっと左を使って攻める流れをつくらないといけないが、それどころじゃない相撲だった。

 今は休む勇気も必要。ただ、休場した場合は次が進退場所になる。休むのであれば、今度こそ、しっかり体をつくり直して戻ってくるべき。急ピッチで仕上げても簡単には戻らないのだから、復帰は3月ではなく5月を目指した方がいいだろう。(元大関・栃東)

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