中嶋 大会からの“卒業”表明「望むプレーできない」悔いなし

2018年06月01日 05:30

ゴルフ

中嶋 大会からの“卒業”表明「望むプレーできない」悔いなし
<ツアー選手権森ビルカップ 初日>2番、ティーショットを打つ中嶋常幸(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ツアー選手権森ビル杯第1日 ( 2018年5月31日    茨城県 宍戸ヒルズCC西C=7384ヤード、パー71 )】 ゴルフ界の“レジェンド”中嶋常幸(63=静ヒルズCC)が15年連続で出場していた大会から“卒業”することを決めた。5オーバー、76の116位でホールアウトした後に明かした。重永亜斗夢(29=ホームテック)が5アンダー、66で回り、金亨成(38=韓国)と首位に並んでいる。石川遼(26=CASIO)は3オーバー、74で101位と出遅れた。
 迷いはなかった。クラブハウスに引き揚げてきた中嶋は、今大会限りでツアー選手権から身を引くことを明言した。

 「卒業です。明日で(プレーは)終わり。何の悔いもない」。日本オープン、日本プロと並ぶ国内メジャーとして、ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)が00年から立ち上げた大会。中嶋はツアー通算25勝以上の永久シード権を保持しており、冠スポンサーも所属契約を結ぶ静ヒルズCCの森ビル。周囲には出場続行を望む声もあったが「出るからには優勝を狙いたい。自分が望むプレーができないんじゃ仕方がない」ときっぱり言った。

 この日も前半は1アンダーで折り返したが、12番で第1打を左にOBしダブルボギーを叩くなど崩れ「足が持たなかった。前半で終わった」と振り返った。“最後の勇姿”を見届けようと律子夫人ら家族も応援に駆けつけ、ホールアウト後には涙ぐむ長女・佳乃さんの姿もあった。

 今後のレギュラーツアー出場は用具契約を結ぶダンロップ・スリクソン福島とダンロップ・フェニックスに絞り込む予定。この大会に勝てば日本タイトル8冠になったが「8冠は目標にしてきたけど、言い訳を言わせてもらえれば、この大会ができたのは40歳を過ぎてからだからね」とおどけながら言って、笑いを誘っていた。

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